少し時間が経ってしまいましたが、8月25日に行われたニセコ400のレポートです。
宜しければ、どうぞ。


ご存知の方はご存知と思いますが、
永らく体調不良のため、ブルベどころか自転車にも跨らず、
ひたすらテレビでサッカーW杯ロシア大会を観戦し、
終わったと思えば、
同じくテレビで第105回ツール・ド・フランスでイメージトレーニングをしてきた私が、
第4回宗谷岬600で華麗な復活を遂げました。(←自分で言うな
その私が復活を確実なものにしようと選んだ次のチャレンジが
8月25日はAJ北海道さん主催のニセコ400です。
例によって、相方と2人で参加して来ました。

ところで近頃、北海道ではクマが現れる事が多くなりまして、
先日も美唄の道央道でクマがベンツに轢かれました。
北海道のクマさんは、こぐまのプーさんと違って、ヒグマですから、
この時のクマさんは、体長約1.7メートル、体重約220kgというから、ベンツでも堪ったもんじゃありません。
流石のベンツでさえ、右前部を大破することとなりました。

道南の島牧村でも、それより以前からクマが出没しておりまして、厳戒態勢であります。
こちらのクマさん、始末に負えない事に、人を見ても逃げないらしく、
8月15日から行われていたAround Hokaido2400でも、夜は走行を自粛するほどだったようです。

今回ニセコ400のコースは、
その島牧村を通るコースだったので、非常にヤバくね!って思っていたのです。
ニセコ400
ニセコ400の日が近づいて来た8月14日、AJ北海道さんからのコース変更のアナウンスがありました。
島牧村を避けて、国縫からせたなへ抜けるコースとなりました。
BRM825北海道400kmニセコ
ありがとうございます。
うれしいことに、獲得標高が4,894mと走行距離の1%を超える山岳コースだったのが、2,949mと元のコースより大幅に少なくなって、私にとって「安全プラス獲得標高ダウン」という、素晴らしい変更コースでありました。
それでは、完走計画をつくりましょう。

やっと、出来たと思っていた8月22日、再びコース変更でございます。
BRM825北海道400kmニセコ 変更ルート
今度は寿都から完全に噴火湾沿いに南茅部に行くコースとなりました。
せっかく完走計画をつくったのに・・・・とは思いません。
何故なら、獲得標高が再び少なくなって、2,329mとなったからです。
元々のコースより53%OFF、前回の変更コースより21%OFFとなったからです。

安全第一、
獲得標高ダウンが第二

でございます。

しかしながら、これが逆だったら暴動になっていたかもしれません。
獲得標高が2,329mの平坦な400kmのブルベに参加したと思ったら、
コースが変更になって獲得標高が4,894mと2.1倍の山岳コースになるのですから。
ちなみにもしそうなったら、私が「団結」の鉢巻きをして、先頭に立ちますわ


クマと共に、この時北海道には台風19号と20号が迫って来まして、25日、26日と続けて来るなんて予報もありました。
台風進路22日
晴れ男の私としましては、実力を発揮できる場面が来たのですが、如何せん台風2つは相手が悪い。
先に来た台風20号は前日に北海道の東へ去り、台風19号も当日朝早く留萌方面に行ってくれたのがせいぜいでした。
台風の風が残るものの、25日夜から天気は回復するという予報を信じ、14時自宅を出発し、
途中で食事と思っていたのですが、思った以上に時間が掛かり、出発地点のニセコに着いたのが16時。
仕方が無いので、セイコーマートのホットシェフでかつ丼を買って、駐車場で車の中で食べるというぐるめらいだぁず。としては苦渋の選択で補給を済ませました。
16:39 自転車を組み立てスタート地点へ向かいます。
2018年08月25日002
17:00スタートですので、すでにブリーフィングが始まっている時刻です。
しかしながら、今回のブルベはエントリー数が21。スタッフの試走を除いて、この時スタートしたのは13名、そのうち1名は遅刻されたので実質12名でありました。

本当にイベント感ゼロの、サイクリングですわ!

前回の宗谷岬600の100名以上の参加者と比べると雲泥の差。
私の今まで参加したことのあるブルベでも最小の参加人数です。(ちなみにそれまでは2回目の本桐400の17名が最小でした。)
しかし、K父さんやYOSHIDAさんなどベテランの方によると、昔はそんなもんだったらしいです。
2018年08月25日003
天気は雨雲が厚く、道路はところどころ水たまりがあるのですが、雨は降っていません。
2018年08月25日004
私がニセコ駅のトイレに行っている間に、世間話の様なブリーフィングが終わり、
誰ともなくスタートして、ニセコ400は始まりました。
■写真提供:AJ北海道
_D855362
夕暮れが迫る厚い雲の状況で、相方を風除けに走り始めます。
2018年08月25日005
17:37 18.3km地点 蘭越通過(予定 18:00)
国道5号線から外れて、登り坂が始まると雨がポツポツ落ちて来ました。
18:02 29.0km地点 前方にN勢さんが雨具を着る為に止まっていました。
それを機会に、相方も雨具を着て、これから日が暮れるので、ご一緒させて頂くことにしました。
暗い中走るのには、人数が多い方が明るくて安全ですからね。
近くにいる者は代表でも使え!って感じですわ。(笑)
私はまだ、自分の晴れ男を信じて、雨具は着ませんでした。
再スタートをすると、追い風に乗ってN勢さんが飛ばす!飛ばす!
2018年08月25日007
40km/h近くで、走るもんだから、ついて行くのがやっとです。
マズい人とご一緒する事になったかな??
と思ったり、思わなかったり。(笑)

18:20 35.7km地点 左折して国道229号に入ります。(予定 19:00)
日本海に出ました。
2018年08月25日009
ここで向かい風を浴びて、さしものN勢さんもスピードが落ちます。
相方は元々軽量なので向かい風には弱いのです。

ということで、
昔から、女性が困っているところに現れるのは白馬(白い自転車)に乗った王子様と決まっています。

なんせ私、見栄サイクリストですから!(爆)

私が風除けを引き受けようじゃないですか!

この時の風は気象庁のデータによると、風速5.0~6.0m/s、最大風速10m/s前後といったところ。
8月25日風
忘れた方もいると思うので、
平均風速とは、地上約10メートルの高さにおける10分間の平均を表す。
瞬間風速とは、0.25秒ごとに更新される3秒(12サンプル)平均を表す。
平均風速の最大値を最大風速、瞬間風速の最大値を最大瞬間風速という。
最大風速10m/sという事は、時速に直すと36km/hなので、40km/hの車の様な風が来るという感じでしょうか。

しかし、今年の5月の美唄200で向かい風に対する奥義を極めた私には何ともないのです!
ブルベを初めて7年。
夜通し走る事や雨が降る中を走るのはもちろん、ほぼ0℃の中や最大風速22.0m/sの中、はたまた台風に向かって突き進んだこともある私が得たブルベの奥義は2つあります。
今回、この熱血スポーツブログを読んでくれる方だけに特別にお教えしましょう!

ブルベの奥義その1
登る前に喰っとけ!
レースと違い、速さを競うわけではないブルベでは、軽量化する為に食べないというのはいけません。
途中で何が起きるかわかりません。
何か起きた時に、お腹が空いていたら大変です。
そうでなくても、集中力が欠ける事があってはいけません。
峠の前では十分な補給と休憩を摂って登りましょう!

そして、ブルベの奥義その2
向かい風は笑うしかない!
向かい風の時に下ハンを握って、姿勢を小さくして頑張りましょう!というのはレースの話。
ブルベではそんな無理をしても、向かい風が納まらなかったら、結局バテてしまうだけです。
ハンドル何て何処を握ろうが良いのです。
「しゃぁねぇな」と思い、肩の力を抜いて、笑いながら走りましょう!
泣く子と地頭と向かい風には勝てないものです。
そのうち、向かい風は治まります。

ブルベの奥義その2を要領で、
N勢さんと相方を従え、次々と先行していた方に追いつきます。
皆さん、一人一人向かい風と格闘して、疲れているのです。
追い付いた時に、
「凄い風ですね。後ろに付いたらどうですか?」
と声を掛けて抜いて行きます。

結局PC1までの15km、私が先頭でか弱き女性をリードし、さらに歌棄辺りでN田さんも吸収しPC1へ着きました。

19:22 61.3km地点 PC1 セイコーマート寿都矢追店 到着(予定20:15 Close 21:04)
2018年08月25日012
17:00スタートと云う事で、まだ60kmしか走っていないのに真っ暗です。
なんか変な感じがします。
まだ340kmもあるので、余裕があるといえばあるのですが。
■写真提供:AJ北海道
_D855430
■写真提供:AJ北海道
_D855431
余り時間の貯金もないし、食べるところもないのでコンビニ飯です。
スタート前に続けて2食目です。
おにぎりと100円パスタで腹ごしらえ。
2018年08月25日013
これはこれで美味しいのですけどね。

コンビニの前で食事をしていると、
地元の方に「何処行くの?」って聞かれました。
「黒松内の方から長万部へ抜けます。」って答えました。
やっぱり、クマの出没で心配してくれたのだと思います。
AJ北海道さんのコースの変更は良い判断だったと確信しました。
_D855439
19:43 PC1出発(予定 20:30)
_D855461
N田さんを先頭に、N勢さん、相方、そして最後尾に私の4人で出発です。
2018年08月26日002
この後N田さんにとっては、思いもよらない展開が待っていようとは知らず、
4人はPC1を出発しました。


(つづく)