6月17日の前田200以来、48日ぶりのブルベ参加です。
その間スポーツ自転車に乗ったのは、だだの1回8km程度だけ。
復帰戦に選んだのは、AJ北海道、夏の恒例「BRM804北海道600km宗谷岬」でございます。
暑い本州から北海道に逃げて来るランドヌールが多い事もあり、例年エントリー数が多く、
今年も133名のエントリーで、そのうち道外勢が68名と半数を超える勢いでありました。
宗谷岬600は2015年から開催され、今年で4回目。獲得標高が少ないのと、インスタ映えする景色と、グルメが人気の原因ではないかと思います。
宗谷岬600a
そのコースが今年一部変更になりました。
スタート地点が同じ滝川でも江部乙の農村環境改善センターからふれあいの里になりました。
滝川市内に近くになったので、前日の懇親会に出られて、滝川市内に前泊した方には便利になったと思われます。
スタート後、宗谷岬までは今までと同じコースですが、宗谷岬からはUターンして、稚内から豊富町スポーツセンターで仮眠をして、翌日、音威子府へ向かい、名寄までは今までと同じですが、名寄峠から朱鞠内湖、幌加内から滝川に戻る608.3km、獲得標高2,248mと本州の方にとっては、涙が出る程平らなコースです。
ある意味、これぞ北海道!というコースです。

8月4日 04:00起床
前日、自転車を車に積んでおいたので、
04:45 自宅を出発
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天気予報では、雨の心配はほぼなく、連日の高温も一段落ということで、稚内方面での低温が心配される感じでした。
滝川に向かう道中、雲も大分切れて、予報通り晴れそうです。
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いつもの如く、06:00 すき家 12号滝川東町店さん到着。
朝定食を頂きます。
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ここでM川さんとお会いして、久しぶりの会話を楽しみました。

07:00前 スタート地点の滝川ふれあいの里に到着。
まわりの人に挨拶をして、自転車を組み立てます。
すぐ、910さんやハムオ君が声を掛けてくれました。
ありがとうございます。m(_ _)m
私、mugen、ただ今、恥ずかしながら戻って参りました。

07:08 6月17日前田200以来、48日ぶりにロードバイクにまたがりスタート受付に向かいます。
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相方を従えて堂々とした入場です!(笑)
■写真提供:AJ北海道
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久しぶりという事で、サインをねだられましたので、喜んでサインをして上げました。
(参加者は免責のサインをする事になっているだけなんですけど。)
■写真提供:AJ北海道
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K父さんや、mutoさんやkさん、Ishi君など久しぶりのAJ北海道のスタッフの方々とお話ししました。
ご心配をお掛けしました。m(_ _)m
その後、駐車場の端で、今回の作戦を相方と確認します。(大した話じゃないけど)
■写真提供:AJ北海道
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まず第一に、完走を目指し、無理をしないで一定ペースで走る。
次に、今回は完走を優先して、グルメは諦め、コンビニ飯で時間のロスを防ぐ。
最後に、例年宗谷岬までは向かい風が吹くことが多いので、相方が風除けとなって、病み上がりの私をサポートする。(←いつもの事じゃないかって言うな

入念な打ち合わせ?の後、今回多くの道外勢が来ている中、知り合いの方々と言葉を交わします。
PIPIさん、TUTUさん(彼は道内勢じゃないか?)や、岐阜から参加のIさんは、拙ブログの読者ということで、ご丁寧に声を掛けてくれました。
ありがとうございます。しばらく、放置していてすみませんでした。
去年音威子府でお会いしたMAYUさんを探したんですけれども見つかりませんでした。
(後で調べたら、DNSだったようで、この時期忙しそうですから仕方が無いですが、来年もお待ちしております。(^_^)v)
今年は先月の襟裳岬1000や今真っ盛りのAround Hokkaido2400や、15日からのClover Hokkaido 1200に出る為、不参加の方も多いとは云え、普段の北海道のブルベとは違い、華やかな感じのするのか宗谷岬600です。

07:23 ブリーフィング
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ブリーフィングで、主担当のKさんから、
「残念ながら、宗谷岬までは向かい風になりそうです。」
毎年の事ですけれどもね。
スタート地点の横にある風車は、これでもかっ!っていう位に回ってました。
写真はゴール前の時の風車です。この時も向かい風で激しく回っていますね。
■写真提供:AJ北海道
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07:45 車検
■写真提供:AJ北海道
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私の横にはOKAさんがいまして、もう、堂々としたもんです。
前は記号士さんと走っている事が多かったと思うのですが、余裕しゃくしゃくって感じでした。
人の成長は早いもんです。
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車検を受けて、順次スタートです。
■写真提供:AJ北海道
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まずは作戦通り、余裕を持って参りましょう!
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天気も良いし、取り敢えず、左脚付け根の痛みも大したことが無いので、
久しぶりのロードで、28km/h位で良いんじゃないかな。
PIPIさんを追い越して、気持ちよく走りましょう!!
なんとなく、後ろの写真を撮ったりしてたら、
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この二人の女性や単身ケンケンさんのピストや男性を含めた5人組が、我々を抜いて行きました。
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周りのひまわり畑を見ながら、ゆっくり行こうじゃないか!
と相方に声を掛ける間の無く、相方のスピードが上がりました。
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どうも先程の女性二人にロックオンしてしまったようです。
こうなると、私のコントロール不能です。
私は病み上がりなのにも関わらず、必死で後ろに付いて行きます。
11km地点の道の駅雨竜を過ぎる頃から、作戦1の「無理をしないで一定ペースで走る。」が、「無理をしてでも一定ペースで走る。」になってしまいました。

作戦1失敗!

平地は30km/hオーバーで、ちょっとした下りでは40km/hで走ります。
08:38 23.3km地点 碧水左折(昨年は07:30出発だったので、30分補正して、08:47、一昨年08:39)
今までで一番早いんじゃないの(涙)

碧水を過ぎて、しばらく行くと獲得標高50m程度の美葉牛峠(びばうしとうげ)があります。
先程の女性二人組を先頭に坂に入ると、相方は「待っていました!」とばかりドンドン前に行こうとするではありませんか。
私はスタート前秘かに、この美葉牛峠をあまり苦しんで登る様じゃ、留萌でDNFしようと思っていたので、一番後ろから一定ペースで登って行きました。
この時相方の頭の中は、ほとんどがあの女性二人組で、私の事は頭の隅に追いやられていたと思います。
美葉牛峠を23km/h位でクリアして、留萌までは下り基調です。40km/h前後で悠々と留萌に到着。
思っていたより順調です。

09:38 54.8km地点 留萌の232号線との交差点通過(昨年補正09:52)
私にとっては、恐ろしい速いペースです。
「あの~、私、病み上がりなのでもう少しゆっくり行きませんか?」
と言おうにも、信号にも捕まらず、ドンドン行きます。
留萌から、向かい風が強くなったので、気を抜くと中切れを起こし辛くなるので、必死について行きます。
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この女性二人組、友達同士だと思っていたら、後で分かった事ですが母娘でした。
このAさん母娘はこの後GOALまで、ことごとく私等の行く先々に居ました。(同じコースを走っているので、早ければそういうことになる訳ですが。(笑) とんでもない母娘の来襲です。(←別に深い意味はありません。(笑))

Aさん母娘に単身ケンケンさんを含めて男性3人、それに私と相方の7名が集団で、
留萌からの海岸線を向かい風の中、PC1を目指し30km/h前後で北上します。
当然、病み上がりの私は最後尾でございます。
何か問題でも???
■写真提供:AJ北海道
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しかし、Aさん母娘や相方は兎も角、私以外の男性がローテーションをしながら、向かい風に立ち向かっている中、最後尾の私としては、だんだん、心苦しくなってきました。
だって、私、見栄サイクリストですから!(笑)

だって、そうでしょ。本州から来た人達が、本州に帰って、
「北海道の奴は、後ろに付くばかりで、ちっとも牽きやしない。」
って言われるんじゃないかと思うんですよ。
そうなると、道産子全体の問題です。
そこで私、病み上がりにも関わらず(←ココ、重要)、
道産子の代表として(←これまた重要)、PC1まで10km地点で先頭に立ってみんなを牽きましたよ。
だって、私、見栄サイクリストですから!(笑)
それより前だと、脚が売り切れちゃいますからね。

その肝心なところをAJ北海道さんは、ちゃんと写真に納めてくれていました。
ここからが、熱血スポーツブログらしくなってくるところでございます。
■写真提供:AJ北海道
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私の牽きに、みんなは笑顔でございます。
■写真提供:AJ北海道
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しか~し、私は必死なのであります。
■写真提供:AJ北海道
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全てがハンドルを握る手に表れています。
■写真提供:AJ北海道
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とても、やまめの学校の堂城賢(たかぎまさる)さんの講義を聞いたと思われないスタイルでございます。
それだけ、道産子のプライドを掛けた走りだったのです。←ココ、感動するトコです。

鬼鹿の集落の手前で、みんなが更にペースアップ。
あえなく置いて行かれ、集団から千切れてPC1に到着。
10:33 81.1km地点 PC1 セイコマ鬼鹿店到着。(去年補正10:45、close 13:24)
PC1の10km手前なら持つかなと思ったのは間違っていました。
しかし、道産子代表として一定の責任を果たせました。
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道産子のプライドを守った顔は清々しい???
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これで、あの爆走母娘と別れられるんだもの(爆)
補給は野沢菜ラー油おにぎり。
2018年08月04日017
これぞ、ブルベでございます。
今回は質素に確実にゴールを目指す所存であります。キリッ!

まだブルベは始まったばかり。
左脚の付け根の痛みはまぁまぁ。
しかし、この後、予想外の痛みが私を襲うのでした。

(つづく)