早いもので、私の今年の一大目標「BRM709北海道1200km納沙布岬」まで、あとひと月になった。
「ブルベの練習はブルベで」と云われるが、本番前のブルベも今回の雄武400kmで最後になる。
BRM614雄武400
十勝200では、ミニベロで多少負荷を増やして走り、向かい風の練習と思ったがそれほど吹かずに楽をした。
続いての留萌300では、高速走行(当社比)と想定外の向かい風の練習を、幸か不幸かなんとかこなした。
本番前最後のブルベである雄武400では、16:00という夕方スタートで、本番の21:00スタートと同じで、
初っ端の夜間走行を体験しておくのがまず目的の第一である。
1200kmのトライヤルの時に、この夜出発と続く日中の高温で体調を崩された方がいらしたそうで、我々もその練習をしておくのだ。

今年ゴールが伸びて弱冠変わったとは云え、このコースを昨年走った時は、テーマも持たず、ノホホンと日の出までに日の出岬に着けるかしら位の気持ちで走っていたのであるが、今回はちょっと違う。
まずは北海道1200kmに向けての練習ということで、相方と二人で休憩込みの平均速度を20km/h意識して走りたいと思う。
更に、昨年成し遂げれなかった幌加内そばを食べるというミッションもクリアしたい。
898
昨年大雪600kmの時、幌加内は一面そばの花だらけだった。
その中を夕暮れに走ったのであるが、あのそばを頂くのだ(←なんか壮大なロマンを感じる
また昨年、美深と雄武の間で気温が2.3℃まで下がった。
2013年06月30日006a
今年はそれより2週間早いので更なる防寒対策が必要かもしれない。
これも北海道1200kmで昼間暑い十勝地方やフェーン現象が起き易い北見地方と、気温の低い根室地方、たぶん寒いであろう夜の美幌峠の練習にもなりそうだ。
そんな訳で、いつものようにスケジュールを考えてみたい。


スタート地点は滝川の道の駅だ。
16:00スタートだから、15:00には着いていたいので、札幌の自宅を12:30位に出発しよう。
滝川に早めに着いて、ゆっくりと食事をしようと思う。
雄武400のコースの一番の曲者は補給地点が少ないことだ。
70km程度の無補給地帯がゴロゴロしているので、その対策が必要になる。
そこで、なるべくスタートギリギリに補給して、PC1まで無補給で明るいうちに距離を稼ぐ作戦だ。
昨年は基本南風のおかげで、前半追い風で随分楽をした。
今年も同じと考えて、PC1の幌加内 道の駅まで73.3kmを2時間半かけて18:30着(昨年18:48)
PC1の道の駅では軽く休憩をして、18:40発
再スタートして5km地点の政和三頭山さんか、もしくは10km地点の添牛内の霧立亭さんで幌加内そばで頂こうと思う。
政和三頭山さんであれば、18:55着、霧立亭さんであれば19:10着だ。
しかし、営業時間を食べログで調べたら、政和三頭山さんが15:00、霧立亭さんが19:00だ。

食べられない(涙)

去年、政和三頭山さんは開いていたはずなのであるが、営業時間が変わったのか・・・。

ここは前半の山場だと覚悟を決めてスピードアップをしようと思う。
15:00の政和三頭山さんは開いていればメッケものということで、
目標を霧立亭さんに18:50にして計画をすると、
PC1には18:10着18:20発で、霧立亭さん18:50着で、閉店間際で大変申し訳ないが幌加内そばを頂く計画としよう。そして、霧立亭さんで夜間装備にしようと思う。
しかし、万が一ダメな場合、136km地点の美深のPC2まで補給が出来ない可能性があるので、一口アンパンなど、携帯食を十分に用意する必要がある。
美深までの間、スタートから少しづつ上ってきている。最後に美深峠があるが、昨年はそんなに気にならなかったので大丈夫であろう。
霧立亭さん19:45に出発して、PC2の美深に着くのが、22:15(昨年22:14)

ここで補給・休憩をとって、23:00発
美深から雄武の間には2つの峠がある。
夜で勾配が分からないので、淡々と上るしかないのであるが、
一つ目は美深から延々27kmで330m程度上るもう一つの美深峠(このコースには美深の手前と向こうに美深峠が2つあるのだ)を1時間半+30分で2時間かけて15日01:00通過
もう一つは5kmで130m程度上る上幌内越峠01:30通過と行きたいものだ。
そこから28km先の目的地でもあるPC3の日の出岬には1時間半後の02:50着(昨年02:49)
ほとんど昨年と同じペースだ。

日の出岬の日の出時刻は03:44位なので、晴れてくれれば、昨年と同じような素晴らしい日の出を拝むことが出来るであろう。
2013年06月30日033
また昨年、私等が日の出岬のロッジに着いた時には、寝る場所は既に満員で無かった。
また、すぐ空が明るくなって寝る時間も無かった
今年も余程の事が無い限り、急いで行っても状況が変わらないだろうから、幌加内のそばを食べた後は無理はしないでおこうと思う。

昨年は日の出の余りの美しさに4時過ぎまで日の出岬にいたのであるが、今年も同じになると思う。
このコースの大変なところは復路なのである。
考えてみれば当たり前なのであるが、滝川からほとんど海抜0mの日の出岬に行くのだから、帰りは上らなければならない。
そして、何故か上幌内越峠、2つの美深峠の3つの峠とも、復路側の勾配が急なのだ
そこへ、徹夜の疲れが重なってくるので、復路は十分に注意が必要だ。

4時過ぎ日の出岬を出発して、最初の峠、28kmで200m上る上幌内越峠を、06:00通過
そこから15km先の美深峠の頂上は250m上るので、07:00通過予定。
さらにそこから25km先の昨年仮眠をした公衆トイレに08:00着
ここで昨年と同様に仮眠を30分程度摂るか、PC4の美深まで行って仮眠を摂りたいと思う。
仮眠を摂らない場合はPC408:30着、摂った場合は09:00着(昨年08:26)

PC409:15に出発し、このコースのラスボスとも云える美深峠に挑むのだ。
PC4から12km走ったところから、5kmで260m上る美深峠だ。
昨年、晴れていたので、暑いし、長いし、嫌になったところだ(涙)
10:30美深峠を通過したい。(願望)
美深峠を越えたら、ダウンヒル。気持ちイイーはずだ(昨年はそうだった)
44km先のPC5の幌加内 道の駅には12:30着(昨年13:02)

12:45 PC5を出発し、12km先の幌加内の街13:30着
ここで、私の胃が元気であれば、かつ、食べても眠気が出ない様だったら、
昨年来、訪れたかった幌加内の名店「八右ヱ門」さんに寄りたい。
1時間かけてじっくりと味わいたいし、休みたい。
「八右ヱ門」さんを14:30発で、ゴールまで残り60kmなので、
普通に行けば3時間で17:30ゴールだ。
ただ、昨年は最後のこの区間が、やたら向かい風で苦しめられた。
今年は留萌300で鍛えているので、大丈夫だと思いたい。
昨年はゴールが16:53なのであるが、今年と違って深川がゴールだったので、ゴール受付の滝川に着いたのは昨年は18:00だった。


まあ、今年もなんとか明るい内にゴール出来そうだし、ゴールしたい。
トータル25時間30分で、そばを2回食べて完走予定だ!

最終的には、平均速度は16.31km/hと大きく20km/hを下回るのであるが、それでも、そばを2回食べて、日の出を見れれば良しとしよう(笑)
これで北海道1200kmの前のブルベは終わりである。
何はともあれ、今回は無事完走することが第一であるが、幌加内そばや日の出岬の日の出、ペース配分、眠気のコントロールなど、北海道1200kmに繋がることも、そうでないこともクリアして楽しみたいと思う。

ちなみに、私は「晴れ男」ということで、雨の時のことは一切考えていない。

・・・・

こういう風に世の中、甘く考えていると痛い目に会うので、
雨の時は慎重に、落ち着いて、そばを食べて来たいと思っている。

6月10日現在、週末の天気予報は悪く、降水確率は14日(土)60%、15日(日)50%と、帯広、留萌に続いて、またしても50%を越えている。2年連続雨に当たらずにSRを目指す私にとって大ピンチだ。
神様、もう調子良い事は言いませんので、どうか週末天気を持たせて下さいませm(_ _)m


BRM614北海道400km雄武まで、あと4日
かつ
BRM709北海道1200km納沙布岬まで、あと29日