まずは少し前のお話から。

12月17日(日)札幌は朝から良い天気でした。
2017年12月17日004
家の窓から外を見ていると、なんかムズムズしてきます。
まさに猫と同じ。(笑)
久しぶりに自転車に乗りたいな!
そんな出来心で、つい相方のMTB(本当は息子が小学校の時に乗っていた自転車)を借りて家の近くを走ってみました。
2017年12月17日002
もちろんタイヤは先日、スパイクタイヤに交換してあります。
2017年12月17日003
MTB自体はフレームがやや小さく(その為に当時小学生の息子用)、型落ちだったのでお安く買ったものなので、当然、自転車よりもタイヤの方が高い!というよくあるお話。
その日の路面は、先日降った雪が圧雪されて、非常に走りやすい。30分程走って、軽く汗をかきました。
いや~、楽しいったらありゃしない!\(^o^)/!
その勢いで、年末セールのONOさんへ行ったら、あるじゃないのファットバイク!
これで走ったら楽しいよ!って、kaba3さんの囁きが聞こえてきました。
Cannondale カンノンダレ(某漫画から拝借)のファットバイクなんかに、ちょっと引かれましたが、
今日みたいな良いコンディションは滅多に無いから!
と思い、2割引きのCO2ボンベ買って帰りました。
だって、吹雪いたら死にますから!

でも、宝くじが当たったら、買いますよ!
毎年年末になると、「宝くじが当たったら」と夢を見るのは私だけでしょうか?


で、今回の本題です。
私の自転車の4号機はブロンプトンです。
2014年10月18日011
言わずと知れた、英国産の折り畳み小径車です。
2014年10月18日004
折り畳めば60cm×60cm×30cm程度のコンパクトになり、
小径車と云え、走ればそれなりに30km/hオーバーはお手の物。
ダンシング(立ち漕ぎ)をしても全然安定しているという優れものです。
私のブロンプトンは、その中でもM3Lという形式のものです。
アップライトなハンドルで、内装3段変速でリアキャリアのないタイプです。
ブロンプトンには外装2段と内装3段、そして両方ある2×3の6段変速があるのですが、
私にとってブロンプトンは、
峠を登ったり、長距離を走ったりするというよりは、
街中をシャラシャラとお上品に走り、
駅前などで、折り畳んだり、広げたりして、見せびらかす、
見栄サイクリストの究極のアイテムなのです。

ロードバイクと丸っきり性格が違うので、棲み分けが出来て、
札幌市内を流したり、サイクリングロードを走ったり、イベントで走っていても、十分満足しておりました。

しかし、そんな私に悪魔からのお誘いがやって来ました。
そう、南風自転車店のA店主による、BBCへのお誘いです。

BBCと云うのは
B(ブロンプトンで)
B(ブルベに出る)
C(コミュニティー)

です。

よりによって、私にとってブロンプトンに一番相応しくないと思えるブルベに出ようというお誘いです。

レースではないとはいえ、ブルベですからそれなりのペースで走らなければなりません。
峠(朝里峠)も走らなければなりません。
雨が降っても走らなければなりません。
日が暮れても走らなければなりません。
案の定、雪は舞うわ、

2016年10月23日017
雨は降るわ、
2017年10月15日049
エラい目に遭いました。(笑)
見栄サイクリストとして、見せびらかしたくても見てくれる人がいません。
見ているとすれば、キタキツネやエゾシカくらいのもんです。
ヒグマじゃ無いのがマシ。ってな感じです。

更に2回目の今年は、BBCの参加の皆さんが気合が入っていたせいか、序盤に私が宙を舞ったせいもあり、私が一番DNF(リタイヤ)の可能性が高かった。
A店主さんに至っては、日頃、手稲山を登って鍛えた脚力で、嫌がらせの様なハイケイデンスをもって楽々坂を登ってブッ千切ってくれるじゃないですか。
この調子では、来年はBBCの皆さんの足を引っ張ってしまうかもしれません。

自慢じゃないですが、こちとら年々細胞が減って来ている訳で、
今後の脚力の上昇を望むのは難しい訳です。
残念ながら、自主練などコツコツ努力をすることが向いていない体質なんです。(←どんな体質なんだか)

となると、機材スポーツである自転車において、
年寄りとしては、機材によるスピードアップに頼るしかありません。
ブロンプトンでは割とお手軽なフロントのギアを50Tから44Tへ変更しようという囁きが聞こえて来るのでした。


ブロンプトンのタイヤは16インチでタイヤの周長は1,320mmです。
私のブロンプトンのギアはフロント50T、リア13T。
それに内装3段((松)1.35、(竹)1.00、(梅)0.75)の内装ギアが付いています。
クランク1回転でタイヤの進む距離は、
(松)6,860mm、(竹)5,076mm、(梅)3,808mmとなります。
これはロードバイクに置き換える(700Cの周長2,095mm)と、
アウター50Tに換算すると、(松)15.27T、(竹)20.64T、(梅)27.51T、
インナー34Tに換算すると、(松)10.39T、(竹)14.04T、(梅)18.71T。
になります。

ロードバイクでほとんどフロントはインナーで走っている私にとって、10T-14T-19Tで走るのと同じと言う事です。
つまり、私のロードのスプロケは11-28Tで、11-12-13-14-15-17-19-21-24-28Tですから、
大きなギアが3枚無いのと同じという事です。


んなもの、峠を登れるわけおまへんがな!


これをフロント44Tに変えたとしたら、
クランク1回転でタイヤの進む距離は、
(松)6,031mm、(竹)4,467mm、(梅)3,350mmとなり、
インナー34Tに換算すると、(松)11.81T、(竹)15.94T、(梅)21.26T。
になります。

つまりフロント:インナー34Tだとしたら後ろは12T-16T-21Tと同じと言う事です。
私の脚力にとって、本当はこんなもんでは足りないのですが、
BBCの為に!
という事であれば、現実的な選択ではないでしょうか。


ちなみにブロンプトンの6段変速の場合だと、
純正のフロント50Tでも、インナー34T換算で8.92Tから26.98T、つまり9Tから27Tです。
ブロンプトンでブルベに出ようと思っている方は、最初から6段変速のブロンプトンをお勧めします。

私も最初から6段変速のブロンプトンにしておけば良かったかな。と思いますが、
ブロンプトンを購入した時は、まさかブロンプトンでブルベに出るなんてことは、これっポッチも考えていませんでしたから!
そもそも、折り畳み小径車でブルベに出るなんてヤツは変態 普通じゃないですから。(笑)

ブロンプトン繋がりのお友達、まきすけさんは女性なのに私と同じ3段変速で50Tらしいので、ちょっと気が引けますが、この際、そんなことを言っている場合じゃありません。
そもそも、今まで一番重い松ギアは、余り使っていないので良いのです。

折しも年末、世間はクリスマスに盛り上がっていましたが、当家は敬虔な仏教徒です。
しかしこの際、宗派を乗り越えて、
サンタクロースさん、44Tを下さいませ。アーメン!
と祈りながら、12月24日の夜は更けていきました。

明けて12月25日、 
2017年12月24日001
オォ、ジーザス!
何という事でしょう!

目が覚めると枕元の靴下には、入りきらないフロントギアがありました。
サンタさん、本当にありがとうございます!
(詳しい事は省略します。

2017年12月24日003
早速、私のブロンプトンに取り付けましょう!
BBからクランクを抜かないとフロントギアは取り替えられないと思っていたら、
近年のブロンプトンはアーレンキー(6角レンチ)一本で、直接フロントギアを外せるんですね。(私の場合、一応ペダルも外しましたが)
2017年12月24日007
外した部品が、こちら。
2017年12月24日008
外した50Tと、これから付ける44T。
2017年12月24日004
思ったより差が無い様な気もします。
2017年12月24日005
ネットで調べると、チェーンを1リンク短くせよ!というので、チェーンカッターで短くしました。
2017年12月24日009
後で、更にネットで調べたら、とりあえずそのままで走ってみて、変だったら短くすれば良い。というのもありました。(その方がチェーンのテンションが緩むので良いという考え方もあるらしい。)
2017年12月24日010
まぁ、私は切っちゃいましたけどね。
ブロンプトンのチェーンはミッシング・リンクなので、サッと繋げて作業終了!
作業時間は20分そこそこ。

新しく付けた44Tに元の50Tを並べて比べてみました。
2017年12月24日011
こう見ると、さっきと違って、大分小さくなった気がしますね。
2017年12月29日003
でも、見栄サイクリストとしても、許せる範囲でしょう。

これで来年のBBCは、私がブッ千切ってやろうじゃないの!
今から来年が楽しみです。
打倒!A店主!
その前に、宙を舞わないようにしないとね。



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2017年のブログはここまでです。
今年も私の稚拙な文章にお付き合いして頂きまして、誠にありがとうございます。
毎回、大変勇気を貰えるコメントを多数頂きまして、感謝に堪えません。
また、実際ブルベ等で多くの方に声を掛けて頂きまして、ありがとうございました。
来年もこの熱血スポーツブログで涙して頂けるよう頑張りたいと思っています。

皆様、良いお年をお迎えください。m(_ _)m

(おわり)