やっと今年の北海道の普通のブルベが始まります。
先日行われたFleche北海道430というのは、一般的なブルベとは少し違う団体戦なので、
一般的なブルベ、今年のSRに直結するブルベは5月20日に行われる、増毛300が今年の初戦となります。
本州の方では、既に多くの方がSRを確定されているのに、北海道はこれから始まりです

増毛300は申し込みが既に締め切られましたが、札幌の前田森林公園が発着場所なので、
札幌在住で今年からブルベを始めてみよう!と思っている方にとって参加しやすいブルベだと思います。
増毛300
SNSなどでも、
「獲得標高もそれほどでもなく、300km入門と脚づくりにオススメです!」
と、耳当たりがよい言葉が並んでいますが、これを書いている方はAJ北海道のスタッフの方です。
増毛300告知

スタッフという事は、SR(スーパーランドナー:1年で、200km、300km、400km、600kmの4種類のブルベを完走している人)を何年も続けて取っているのはもちろん、1,200kmのブルベの完走者であったり、パラダイス・ウィーク(1週間で200km、300km、400km、600kmの4本のブルベを続けて走ること)の完走者だったり、ブルベのベテランの方がほとんどです。
つまり、世間の常識からかけ離れた方が言う入門コースなのです。

ですから、これを真に受けると、・・・泣きますよ!

自転車の早い人には、噓つきが多い!と言う言葉を知りませんか?
「もうすぐで着くよ!」って言われて走ったら、40km先だった。とか、
「これから平らだから!」って言われて、曲がったら登り坂があったとか、
「登り坂があったじゃん」って言ったら、「あれは丘でしょ!」等々、枚挙にいとまがない程です。
先日、私が走った張碓峠を、国土交通省が峠と言っているのに、
峠と認めない不埒な人もいますし(笑)

これ程言ってもピンと来ない方、
失礼ですが、もしかしたらアナタは高価な壺を買わされたことがありませんか???

自分の身は自分で守らなければなりません。

でも、ご安心ください。
数あるブルベを紹介しているBlogの中から、
この「夢のかなた」に辿り着いたアナタは運良い!

いつまで経っても初心の脚力を忘れない私mugenが、
初心者の立場に立って、やさしくブルベのイロハをお教えしましょう!

題して
『貧脚によるブルベ初心者の為のブルベ講座』

以前、似た様な題材で、
『貧脚による貧脚のためのブルベ入門』(http://mugen.blog.jp/archives/2569025.html
というのを書いたことがありますが、あれはブルベの参加に向けて、練習方法などを書きました。
今回は初めてエントリーした方を対象に、ブルベ当日までの準備と当日の走り方をお話したいと思います。
よって、ブルベの経験者や剛脚の方は対象外であることをご了承下さいませ。
また、そんなわけで苦情は受け付けませんので、あしからず(笑)


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

今年の北海道のブルベは、一番短い200kmのブルベがまだ開催されていないので、
ブルベが初めての方にとって、たぶん300kmを走るのはおろか、200kmも走った事のない方がほとんどではないでしょうか。
大体、ブルベでもないのに、200kmも走る人は普通ではないですから、そういう人は放っておきます(笑)

でも、大丈夫。

かく言う私も5年前、初めてのブルベが、増毛300の前身の留萌300だったのです。
本当はその前の十勝200に出る予定だったのですが、当日、雨が降っていたため、安全を考えてDNS(Do Not Start:出走中止)したため、留萌300が初めてのブルベになってしまったのでした。

その前の年にロードバイクを購入し、秋に次の年はブルベに出ようと決めていたので、本来ならば200kmから順番に出れば良いのですが、次の200kmが秋だったので、待ちきれず留萌300にエントリーしてしまいました。その時の私は、一番長く走ったのが平地で150km程度だったので、いきなりの300kmはさすがに不安でした。

これまでのことろ、「自分と同じだ!」という方はいませんか??
最近、テレビや街でロードバイクを目にする機会が増え、体力づくりやダイエットの為と、昨年ロードバイクを購入。ネットや知人から、ブルベというサイクルイベントを知って、「参加費、安いじゃん!」「来年は参加してみようか!」と思い、冬になり、シーズンオフの間、ネットでブルベの情報を集めたら、
・・・「結構、あちこちでたくさんやっているんだな。」
・・・「美味しそうなもの食べて、イイなぁ。」
・・・「なんか、面白おかしく、楽しそうにやっているなぁ。」
・・・「結構年取った人や女の人もいるようだから、自分なら楽勝かも??」

って感じで盛り上がり、雪が溶けて、いよいよエントリーしようと思ったら、
フレッシュなんてものがあるけど、3人以上でないと参加出来ないので無理。
次はと調べたら、増毛300「300kmかぁと思って、
更に次の次を調べたら、十和田クラシック200「八戸までは遠くて行けないよ~」、
更に次の次の次を調べたら、6月11日の前田200
日差しも強くなり、街でも自転車で走っている人が多くなると、サイクリングをしたい気持ちが膨れ上がり、
「6月まで待てないわ!」
「こうなったら、増毛300は300kmだけど、入門コースだし、なんとかなるんじゃないの???」
「エイッ!ポチッ!」って、エントリーしちゃった人、いませんか???(笑)
5月20日05:30頃、前田森林公園には、こんな風にエントリーした人が少なからずいると思いますよ(笑)

5年前の私もそうだったのです。
しかし、本番が近づくにつれ、不安が大きくなってきます。
「本当に完走出来るんダべか???」
それで本番の3週間前の5月19日に、相方と留萌300を試走しました。
2012年05月19日001
300kmですから20時間以内で走る所を、
19時間53分でヘロヘロになりながら完走し、一応の目途はつけました。
しかし、帰路の青山で日が暮れ、当別で寒くて、コンビニによって下着を買って重ね着をしたりと、いろいろ大変でした。
本番では、仲間の助けもあり、18時間11分で完走することが出来ました。
初完走で初の認定です。\(^o^)/
嬉しかったなぁ~!
その時の楽しさと達成感が、今までブルベを続けさせて来たと言っても良いのかも知れません。

今回の増毛300は丁度私たちが試走をした頃と同じ5月20日ですから、日が暮れたら寒くなると思います。
ちなみに、5月20日の過去7年間の天気と温度と風は、
■スタート地点の06:00の札幌
      天気    気温     風    
2016年 快晴  13.3℃ 南東の風1.1m/s
2015年 快晴   9.3℃ 北の風 1.0m/s
2014年 快晴   9.4℃ 南東の風1.5m/s
2013年     11.4℃ 東の風 3.2m/s
2012年 晴れ  10.3℃ 南南東の風1.2m/s
2011年 快晴  12.0℃ 南東の風4.3m/s
2010年    12.4℃ 南南東の風11.0m/s 

■13:00の増毛(天気のデータは無いので参考に留萌のデータ)
      天気    気温     風    
2016年 晴れ  19.4℃ 北西の風1.6m/s
2015年 晴れ  10.6℃ 北の風 2.2m/s
2014年 晴れ  14.9℃ 北北西の風1.7m/s
2013年 曇り  15.7℃ 東南東の風 3.5m/s
2012年 晴れ  11.4℃ 北西の風2.3m/s
2011年 曇り  10.6℃ 西の風 8.7m/s
2010年    17.2℃ 南南東の風9.4m/s 

■20:00の月形(天気のデータは無いので参考に岩見沢のデータ)
      天気   気温     風    
2016年 晴れ  11.9℃ 北の風 0.6m/s
2015年 曇り  10.1℃ 静穏
2014年    13.4℃ 南南西の風1.4m/s
2013年 曇り  10.4℃ 南南東の風2.8m/s
2012年 晴れ  10.5℃ 南南西の風2.5m/s
2011年 曇り  12.8℃ 南南東の風1.1m/s
2010年 曇り  12.4℃ 南の風 2.8m/s

■ゴール地点の24:00の札幌
      天気   気温     風    
2016年 快晴  15.7℃ 北北西の風0.8m/s
2015年 晴れ  10.9℃ 南の風 1.2m/s
2014年 薄曇  13.2℃ 南東の風2.8m/s
2013年 曇り  13.7℃ 南東の風4.5m/s
2012年 薄曇   9.6℃ 東南東の風2.5m/s
2011年    12.8℃ 北西の風1.6m/s
2010年 快晴  11.5℃ 南東の風2.5m/s

ということで、お昼時は20℃近くなりそうですが、概ね10℃くらいで推移しそうです。
しかし、雨や汗で濡れた状態で日が暮れたら、相当寒いと思うので防寒装備を用意した方が良いと思います。
また、手足が寒いととても辛く、特に手がかじかんで、ブレーキ操作に支障が出ると危険なので、手足の防寒は特に注意をした方が良いと思います。
個人的経験から、水を張った田んぼの近くは、特に寒いです。


いよいよブルベが近くなって来たら、
まずは自転車のメンテをしておきましょう。
タイヤの空気圧は当日朝に調整するとして、
タイヤが減っていないか、ブレーキ&シフトワイヤーやブレーキシュー、チェーン等の可動部の確認や、
各ボルトの締め具合やサイクルコンピュータの電池が減ってないかなどの確認をします。

次にレギュレーションに合わせた装備を取り付けます。
■前照灯は1灯以上、出来れば2灯 2灯以上つけましょう。
(ローカル・ルールで2灯以上でした。訂正します。)

それも出来るだけ明るいものが必要です。
5月20日の日の入りが18:58なので、19:15頃から暗くなると思います。
たぶん奈井江のPC辺りで真っ暗になると思います。(当然、健脚の人はもっと先)
北海道の郊外では、街灯が全くなくて真っ暗な所が多いので、街中で使っている様なライトでは使い物になりません。
特に、登り坂が早くない人は、下りで挽回しようと思っても、ライトが暗いとスピードが出せないので苦労すると思います。
女の子であれば、明るいライトを付けている人に「一緒に走って下さいとか言えば、なんとかなると思いますが、男の場合は・・・・ダメです。アウトです。諦めましょう。ですから、明るいライトを用意しましょう!
ブルベは自己責任ですから(爆)

■尾灯を付けましょう!
これもレギュレーションでは1灯以上ですが、出来れば2灯付けたいものです。
特に今回の様にトンネルを通るコースは、自動点灯する尾灯があると便利です。
それでなければ、2灯のうち1灯を昼間でも常時点灯させておいた方が良いです。
トンネル内では尾灯が命綱ですから。
自動車のドライバーの立場に立てば、こんなところで自転車に乗っている人がいるとは思ってもいないですから、出来るだけ目立たないと、後ろから追突される可能性があるのです。
明るい昼間の暗いトンネルやカーブしたトンネル、夜間の街灯が無い郊外の田舎道では、特に注意が必要です。

■400km以上のブルベには、ヘルメットにも尾灯が必要です。ついでですから、この際付けちゃいましょう。
更に、ヘルメット用のライトはレギュレーションには指定されていませんが、付けると便利です。
自分が見たい先の方が見ることが出来るのと、サイクルコンピュータやGPSも見ることが出来ますから。
サイクルコンピュータやGPSのバックライトを使うと、バッテリーの消耗が早くなるので、私は使わず、ヘルメットのライトで見るようにしています。

■あとベルは道交法で定められているので、付けましょう。

以上の整備を前もってしておきましょう。
当日、メカトラブルであなたが止まっている前を、次々と抜いて行かれて、ひとりぼっちになることを想像したら、メンテの重要性がわかりますよね。

もし、アナタが自分で出来ない場合は、自転車屋さんに持ち込んで整備してもらいましょう。
その時に、「ブルべに出るので整備をお願いします。」と言うと、
「止めときな!」と、言われるかも知れませんが、
ニコニコ笑いながら「頑張ります!」と言いましょう。
ブルベをやるには、そのくらいの折れない心が必要です(笑)

次に服装ですが、
上下サイクルジャージは、先程述べた気温に合う服装をしましょう。
但し、暖かさの為に裏起毛の物は、一度濡れると中々乾かない傾向にあるので、そのまま夜になると相当寒くなります。着替えの準備が必要です。

ブルベに参加するためには、ブルベのアイコンとも云える反射ベストが必要です。
各自転車ウェアメーカーで出している立派な物から、プロノなど仕事用品店のリーズナブルなものまで、どれでも構いません。スタートの受付の時、スタッフさんに言えば、オダックス埼玉さんのADX-Vという反射ベストが売っている場合もあります。以前は反射たすきでも良かったのですが、現在は反射ベストが必須です。

他は普通のサイクリングと一緒で、ヘルメット、グローブが必要になります。

当日持って行くものは、パンク修理道具一式、替えチューブ×2(何故か一度パンクすると二度パンクするので)、携帯ポンプ、タイヤレバー、ボトル(中身は自由)、雨具(上下)、シューズカバー(ビニール袋でも代替可。カッコ悪いけど)、ウィンドブレーカー(スタート時は着ている事が多い)、輪行袋、補給食等々。

他にダウンロードして印刷したキューシート、ブルベカードを入れておくケース、財布(お金)、ロック(鍵)、予備電池、保険証の写し等が必要です。

これらをサドルバックやフロントバック、ボトルゲージなどに分けて持ち運びます。
リュックやウエストバックに入れる方法もありますが、出来るだけ身に付けない方が、体力的には楽だと思います。

それと忘れてならないのは、発表されたキューシートを印刷して、コースを読み込む事です。
キューシートは、スタッフの方が試走をして変わったり、道路工事等で直前に変わる事がありますので、最新のキューシートを使って下さい。
スタート直後は、前後に参加者がいるので、極端な事を言えば、どうでも良いのですが、後半、特に夜間の部分は十分確認しておきましょう。ストリート・ビューなどで確認しておくと、より安心です。
最近はGPSに頼ってしまうのですが、コマ図などを作っておくのも、コースを覚えるので良い事だと思います。


以上の準備をして、ブルベ前日です。
スタート地点の前田森林公園まで自走の方は良いのですが、自動車で行く方は、前日に荷物を車に積んでおきましょう。空気入れも忘れずに。

小学校の頃の遠足と同じで、興奮して寝付けないかもしれませんが、睡眠不足が完走に対する一番の敵です。ゆっくりとお風呂にでも入って、リラックスして早めに就寝します。
ブルベの朝は早いのです。
今回の増毛300は、06:00がスタート時刻ですから、その1時間前(遅くとも45分前)に着くように行きましょう。
ギリギリに着いても、落ち着いて準備が出来ませんから。
更に、朝食は食べてから行きたいものです。(私の場合はすき家さんに寄って朝定食が多いのですが)
行く途中のコンビニでおにぎりを買って、スタート地点で食べる方法もありますが、落ち着いて食べられません。特に知り合いがいた場合は、挨拶したり、話をしたりすると、すぐ、ブリーフィングが始まってしまいます。
出来るだけ前に食べておきたいものです。
それと、一番大切な自分の軽量化をしなければなりません。
俗に云う、お通じをしておかなければ、人間の尊厳を守るために脂汗を流す羽目になります。(笑)
これらを考えると、私の場合なら03:45には起きなければなりません。
ですから、前日は枕元に、翌日着るジャージや道具(特に忘れがちなのがボトルと心拍計)を揃えて、早めに寝ましょう。


いよいよブルベ当日です。
まず起きたら天気予報のチェックをしながら、歯を磨きます。
出来れば風向きもチェックしておきたいものです。
顔を洗って、身支度をして、朝食を食べて、軽量化をしたら、忘れ物が無いかをチェックして、自宅を出発です。
日焼け止めを塗っておくのを忘れると、日焼けで大変な目にあいますし、月曜日、仕事場に行ったら、冷やかされます。
そこで、「自転車で300km走ってきた。」なんて言ったら、今度は、皆に変態扱いされ、ひかれますので注意して下さい。

万が一、天気が雨でテンションが落ちて止めたくなったり、体調が悪かったり、急用が出来てDNS(Do Not Start:出走中止)する場合は、スタッフさんに、その旨を連絡しましょう。
スタッフの方は、参加者全員が来るのを待っているからです。
DNSする場合でも、連絡するついでにスタート地点に行って、参加者の皆さんがスタートするのを見送るのも良いと思います。
ブルベの雰囲気が分かり、次のブルベに対するモチベーションになると思います。
(中には、「こんな雨の中、よく走るわ? 〇〇じゃねぇ!」と、引いてしまう場合もありますが

先程も述べたように、スタート地点の前田森林公園には、1時間前を目指して行きましょう。
前田森林公園に着きましたら、周りにいる参加者に、
初心者だと舐められない様に、にこやかに挨拶をしましょう(笑)
余裕をかませば、初心者とはほとんど気づかれません(←本当か??)

タイヤに空気を入れて、自転車を組み立てたら、自転車の動作を確認し、サイクルコンピュータが動くかどうか、ライトは点くかどうかを確認しましょう。
良ければ、スタッフさんに元気に挨拶をして、スタート受付をします。
その後は、知り合いがいれば雑談を、いなければ端っこで聞き耳を立てて、情報を収集します(笑)

アナタが初めてブルべのスタート地点に来たのなら、アレッと思うことでしょう。
たぶんイメージでは、これから300km走るのですから、ツール・ド・フランスの出場選手のような、細くて、シュッとしたスポーツマン体型や、競輪選手ように太い脚で筋肉モリモリのマッチョマンをイメージされていたと思います。
もちろん、そういうイメージ通りの方もいます。
しかし、圧倒的に思っていたより年配者が多い。いや、
普通のオジサンやオバサンばかりじゃないか!
と、思うでしょう。
そうです。ブルベは普通の人がやるスポーツなのです。
ですから、安心して参加して下さい。

スタート30分前になると、ブリーフィングが始まります。
コースの注意点や変更があれば変更点が話されますから、キューシートを出して、よく話を聞きます。
その後スタート10分位前から、車検が始まりますので、列に並び車検を受けます。
車検を受けたら順次スタートです。
車検の前の方にいる参加者は、大体増毛300なら、11時間を切って、明るい内にゴールする剛脚の人がほとんどですので、一緒にスタートするとペースを乱されますので、おススメしません。
違うカテゴリーの参加者ですから(爆)
たぶん、スタートしたら二度と会う事はありません。

それらの人たちが視界から消えたら、いよいよスタートです(笑)
前田森林公園が発着地になったおかげで、信号に引っ掛かる、いわゆる信号峠がないのが、このコースのメリットです。たぶん当日は月形までは、追い風基調で、快調に走る事が出来ると思います。
周りに人が居るので、思わずハイペースになりがちです。
ブルベの参加者は、私を含めて結構歳をとった人が多く、また体型もポッチャリしている人も多いので、
こんなジジイには、負けられない!
などと思って、ハイペースについて行ってはいけません。
先を考えましょう!
・・・・死にますよ(笑)

また、女性に抜かれることもあるかもしれません。その時も、
女に負けてなるものか!
と、思ってはいけません。
そもそも、ブルベは悲しいかな男の参加者が多いのが現状です。
そこに果敢に挑んでくる女性です。
女の皮を被ったオオカミ
と思った方が良いのです。相手にしたら、
・・・・死にますよ(笑)
この際プライドは捨てて、マイペースでゴールを目指しましょう!

ペースですが、25km/hを基準にして走ると、大体信号待ちやスピードのロスを考えると、平均時速が20km/h強になるはずです。300kmですので、余裕を考えて15時間。
それに獲得標高が1,424mで、100m登るのに10分のロスと考えると140分で、2時間20分。
PCが3か所で休憩時間がそれぞれ15分で45分。
昼食時間の1時間を足すと、合計で19時間5分になります。
PC間で2ヵ所10分の休憩をとっても、19時間25分でゴール出来る計算です。
この計画であれば、パンク1回は大丈夫だという事になります。

こんな感じで、予め各PCや目印となる地点(峠の頂上や交差点など)に何時頃着く予定か計算しておくと、
ペースのチェックになって、精神的に楽になります。


時間短縮のポイントは、休憩時間を短くするという事です。
走る速度を上げて時間を短縮するというのは、剛脚の人の話で、貧脚や初心者はそれをするよりは、
20分休むところを15分、15分休むところを10分にする方が効果的です。
5分先に出発した人に追いつくのは、並大抵の事では追いつけません。
ですから、スピードが遅くても、早く出発することが大切です。
それでなくても、お尻を地面に付けると、動けなくなります。
またこの時期だと体が冷えるのも良くないです。
一度冷えると、暖まるまで運動能力が落ちるからです。

更に私の場合、出来るだけ坂の頂上で停まって休まないようにしています。
仲間と集団で走っていると、後から来る仲間を待たなければならないのですが、本当はここで休んではダメなのです。
なぜなら、どうせ下りになったら、脚を止めて休めるのですから、わざわざ停まって休む必要は無いのです。
停まって待っていたら、一番最後の仲間が着いたら、すぐ出発するわけにも行かず、更に休む事になります。
それでなくても、一度地面にお尻を付けちゃうと中々走り出せませんし、体が冷えた後に坂を下って、更に体を冷やす事になるから、良い事はありません。
ですから、坂を登ったら、記念写真などを撮って、水分を補給したら早々に下りましょう!
仲間がいる場合も、ゆっくり下りましょう。
そうすれば、遅れた仲間も追いつくし、無駄な時間のロスも最小限に出来ます。
もちろんこれは、時間短縮したい場合で、時間に余裕がある場合は、仲間を待って、皆で記念写真を撮って、休憩してから、安全に坂を下りましょう。


コース上やPCで参加者にあったなら、軽く挨拶はしたいものです。
反射ベストを着ているのですぐわかります。
挨拶をしておかないと、その後、ますます話にくくなりますから。
「コンニチワ!」でも、「さっきの坂、キツかったですね。」でも、何でも良いのです。
ブルベは個人参加が基本なので、
誤解を恐れずに言うと、「人見知りの集まり」みたいなところがあります。
しかし、ずっと話をしていないと、何かキッカケがあれば、話をしたいとお互い思っているものなのです。
同じコースを走り、同じ坂を登り、同じ向かい風に耐えて走ったら、それはもう仲間なのです。
同じ被害者の会の会員です(笑)
一度話をし始めれば、趣味は同じなのですから、すぐ打ち解けられるものなのです。
ですから、挨拶から始めましょう!

話掛けた相手がブルベの経験者だと、
この先に美味しい店があるとか、この先の道は荒れて危険だとか、教えてくれるかもしれません。
また、他のブルベの話やその他いろいろ話をしてくれるかもしれません。
ブルベをやっていると、いろいろな事が起きるので、話を聞くだけで自転車の世界が広がりますよ。
また、コミュニケーションを取っておくと、いざという困った時に話掛けやすいというのもあります。

いつもの仲間と参加して、仲間とばかり話していたら、いつものサイクリングと変わりがなくて、ブルベの面白さが分からないかもしれません。(もちろん、その方が良いという方はそれでも結構ですが。)


最後に注意を一つ。
制限時間ギリギリで走っていると、結構ブルベに慣れた感じの人がいたりしますが、騙されてはいけません。
そういう方は、トラブルの人がいないか、体調の悪い人はいないかなどを見ながら、最後尾で走っているスタッフの人の場合があります。
他にも、ブルベのついでにあちこち写真を撮るために遅くなっている人や、観光をして遠回りしている人もいます。また、グルメをしていて遅くなっている人もいます。
これらの人たちは、ここ一番であっという間にいなくなります。

ですから、まだ人がいるからと、安心してゆっくりトイレに行って戻って来たら誰もいない!という事があります。
時間を確認して、油断してはいけません!
他にも、何度も後ろから来て、あっという間に抜いて行く人もいます。

ブルベの場合、普通の競争と違って、速い順に走っているわけではないのです。
ブルベの先頭を走っている人は速い人ですが、
後ろの人が遅いとは限りません。

騙されない様に注意しましょう(笑)


こんな感じで走る事が出来たなら、たぶん19時間位(21日01:00)で、前田森林公園にゴール出来るでしょう。
ゴールした時の達成感はハンパないものです。\(^o^)/
ゴール受付では¥1,000円を用意しておきましょう。
300kmの認定メダルが買えます。
2016年06月20日001
結構ズッシリと重いです。
メダルを見ながらお酒を飲むのも、良いものです。
他のメダルも欲しくなりますけどね(笑)

おウチに帰るまでがブルベです。

自走なり、自転車を積んで車なり、安全運転でおウチに帰りましょう。
おウチに着くのは深夜ですので、周りに迷惑にならない様にしましょう。
間違っても、奥さんやお子さんを起こし、メダルを自慢しながら、今日あった事を話すのは止めましょう。
アナタが思っているほど、周りの人は感動してくれません。
ハッキリ言って、周りの人には迷惑なのです(爆)
お風呂に入るか、シャワーを浴びて、汗を流してサッパリしたら、
一人にやにやメダルを見ながらビールを飲んで、さっさと寝ましょう。
次の日は日曜日ですので、筋肉痛に堪えて、家庭サービスに精を出しましょう。
それが、次のブルベに繋がるのです。


今回の増毛300の獲得標高は、1,424mです。前身の留萌300が、1,995mだったので、
何と28%引きですよ、奥さん!
随分楽になった。と思って、コース断面図を比べても最後の青山ダムへの登りが無くなったくらいで、
あまり変わらない様な気もします。
ブルベの場合、走行距離の1%を基準に、坂が多いとか少ないと言われます。
増毛300は、0.5%以下ですので、平坦なコースに分類されます。
しかし、
ブルベに楽なブルベなし!
と言われるように、落とし穴が用意されているかもしれません。
例年の留萌300だと、南下する時に、強烈な向かい風にヤラれるパターンが多いです。
増毛300にはどんな落とし穴が用意されているのやら(笑)


ブルベはあくまでも大人の遊びですから、無理は絶対にいけません。
時間に間に合わせる為に、体調が悪いのに走ったり、スピードの出し過ぎは危険です。
信号無視などは論外で、失格になります。
事故やケガをしたら、何にもなりませんし、みなさんに迷惑を掛けることになります。
ブルベで怪我をしても誰も褒めてくれないどころか、
「イイ歳こいて、何やってんの
「そんな無茶な事するから
と、周りの人や職場の人に言われるのが関の山です。
頭に叩き込んでおきましょう!

PC以外で第三者のサポートはレギュレーション違反になり、失格となります。
しかし、参加者同士の助け合いは規制されるものではありません。
大変な時や辛い時は、参加者に助けを求めましょう。
ブルベの参加者はやさしい人ばかりなので、きっと助けてくれるはずです。
また、持ち物の所でも書きましたが、
万が一、DNF(Do Not Finish:リタイヤ)した時の為に、輪行袋を携帯しましょう。
その時は、スタッフさんに連絡を忘れずにしましょう。


ここまでが、ブルベの準備と注意点です。
この記事がお役に立てれば幸いです。
アナタのブルベの初挑戦が成功に終わりますことを、お祈り申し上げます。

ブルベを楽しみましょう!


(おわり)