20:02 「ぽんて」さん出発。(予定 20:05)
2016年09月18日060
「ぽんて」さんの前での写真と云うと、昨年を思い出す。
昨年の20:25 「ぽんて」さんを出発しようとした時、折しも江差は暴風警報が発令されていて、
平均風速     南西の風 15.3m/s
最大瞬間風速  南西の風 22.0m/s
の風の真っ只中。

相方は風で飛ばされないように、風から顔を背けながら、自転車にしがみついていたものだ。
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今年はそんな風は吹かず、順調にスタートをきった。

20:08 どこかで見たことがある光景が。
おぉ、懐かしい、『ペンション バス停』だ(笑)
2016年09月18日061
去年は「ぽんて」さんから21分掛かったこの道のりも、今年はわずか6分で着いた。
去年の風の恐ろしさを改めて感じた。

バス停小屋の中を覗いてみると、去年の私が見えるようだ。
そこで再現写真を。
2016年09月18日063a
ここは芸術の秋らしく、
作品名 『膝を抱える男』(笑)
実際には、私の横には相方が、一番手前にはM埼氏が、そして足元には3台のロードバイクがあった。
元々、M埼氏とkoyaさんがいらしたところに、私と相方が避難させてもらって、途中でkoyaさんが奥様が迎えに来て帰られたのだった。
あの時は、本当にこのバス停小屋に助けられた。
ありがとう!「ペンション バス停」

続いて、kaba3さんと泥人形さんが、熱い一夜を過ごした『便所組』を見学(笑)
2016年09月18日064
あの日、ここの扉をそぉっと開けると、
ツェルトを被り、正面の壁に寄りかかって寝ていた泥人形さんと、
右側壁際にあったベンチで寝ていたkaba3さんの姿は忘れられません(笑)
2016年09月18日065
こんなところの写真を撮って喜んでいるのは私くらいなものだろう。
大分ディープな世界になって来たわ(笑)
去年の函館400の名所巡り?を終えても、函館400リベンジの旅はまだ続くのよ。
20:14 「道の駅江差」を出発。(正式には「便所組」ではなくて「道の駅江差」なのだ←当たり前(笑))

20:48 238km地点 PC4 ローソン上ノ国大留店到着。(予定 21;30 一昨年 18:36 close 21:52)
眠気防止のレットブルを補給。
PC4には記号士さんと50さんご夫妻がおられた。
記号士さんはきじひき高原を出発してから、2回もパンクしたと云う。
不思議なもので、一度パンクすると続くんですよね。(宗谷岬600で経験済
閉店間際のホーマックでチューブを買ったらしいが、ホーマックでチューブを売っているんだ。と変なトコで感心した。
記号士さんが出発の後、しばし50さんご夫妻と雑談。
50さんご夫妻も、この函館400で夫婦そろってのSRが掛かっているということだ。
お互い頑張りましょうね。(^_^)v 
(因みに50さんご夫妻は無事完走されて、SRを確定されたようだ。おめでとうございます。)
21:01 PC4出発(予定 21:40)

PC4を先に出ていた記号士さんに追いつき、牽いてもらう。
上の国を出て次のPCの福島まで約80km、その間に松前ぐらいしか街がないので、真っ暗の中を走っていると飽きて来て非常に辛い区間だ。
上の国から福島までの間には、立派なバス停小屋がいくつもあり、思わず仮眠を摂りたくなるが、そうすると福島のPC5のタイムアウトが迫って来るのが、貧脚の辛いところ。
20km/h+αのスピードで、なるべく休まないで淡々と進む。

この日の夜は月が明るくて、ひんやりとした空気が秋を感じさせた。
そこで、芸術的な写真を一枚。
2016年09月18日067
作品名 『月と相方と記号士さん』
(前方に小さく、前を行く記号士さんが見えます。)
2年前、皆で休んだ松前のセイコマで休憩するという記号士さんと別れ、先に進む。
私には ”やらなければいけない事” があるからだ。


ところで皆さんは、北海道の最南端が何処だか分かりますか?
襟裳岬?
函館?
実はこのコース上にある松前の白神岬なんですよ。
今年7月、北海道1200で最東端の納沙布岬へ行き、8月の宗谷岬600で最北端の宗谷岬へ行った私が、
このチャンスを逃すはずがない。

00:08 白神岬到着。(予定 00:40)
そして、記念写真の為のリフトアップ!
2016年09月19日004
作品名 『闇夜に自転車を掲げる男』(笑)
実際は月が出ていて闇夜じゃないが、語呂が良いので闇夜ということに(笑)
00:11 白神岬出発。

00:52 316.1km地点 PC5 ローソン渡島福島町三岳店到着。(予定 01:45 一昨年 22:39 close 03:04)
ここには、3・4名のブルベライダーが休んでいた。
すぐ後から記号士さんも来た。
日が変わり、4本目のレットブルとおにぎりを補給した。
次々とブルベライダーが出発していくのを見送りながら休む。
相方は相当グロッキーの様だ。
2016年09月19日005
作品名 『泣き崩れる女』(爆)
泣いているわけじゃないですから。ホントに。
もし泣いているとしたら、
泣かした人はこのコースを考えたK桐さんじゃないでしょうか(笑)

「もうひと頑張りだ!」と相方を励まして、
01:16 PC5出発(予定 02:00)


知内、木古内と通過するが眠気が襲って来た。
こういう時は宗谷岬600の時も思ったけれど、歌を歌うに限る。
で、思い出したのは、NHKのリオ・オリンピックのテーマソング、安室奈美恵の「HERO」だ。

君だけのためのhero
どんな日もそばにいるよ
Oh Oh...I'll be your hero
君だけのためのhero
どんな日もそばにいるよ
Oh Oh...I'll be your hero
君だけのためのhero

いきなりサビしか分からず、サビのリフレインだもの。
これじゃあ、すぐに眠気がやって来るわ。
(大体NHKがサビの部分ばかり流すからだ←人のせいにする
それなら次に、先日テレビで葉加瀬太郎のライブを偶然見たので、「情熱大陸」のエンディング・テーマの「エトピリカ」を。

ル~ルルル~
ル~ルルル~
ル~ルルル、ルル~

これ、歌詞無いし
文字にしたら、「北の国から」の蛍がキツネを呼んでるみたいだし
それじゃあ、「北の国から」繋がりで、尾崎豊の「I LOVE YOU」を。

I love you 今だけは悲しい歌聞きたくないよ
I love you 逃れ逃れ辿り着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから
二人はまるで捨て猫みたい
この部屋は落ち葉に埋もれた空き箱みたい
だからおまえは子猫の様な泣き声で
グ~グ~グ~

おっと、危ない!スローな曲は眠気を誘うみたいだ(汗)
次のブルべまでにはアップテンポの曲を覚えておこう。

そんなことをしながら北斗市(旧上磯)のセメント工場の夜景が見えて来た。
ここは、2年前も綺麗で写真を撮りたい。と思っていたので、今回は自転車を停めて撮ってみた。
2016年09月19日007
ブレブレでんがな~(涙)
サドルにカメラを固定して、セルフタイマーで撮り直そうかと思ったが、面倒なので止めた。
疲れで根気も無くなって来ている。(涙)

04:25 377.6km地点 228号線から左折して、道道96号線に入る。(予定 05:00)
夜明けが近くなって来た。
電線に恐ろしく多くのカラスが停まっている所を通り、
2016年09月19日008
05:10 390km地点 PC6 セイコーマート七飯本町店着(予定 05:45 close 08:04)
最後は100円パスタと烏龍茶を補給。
05:26 PC6出発。
夜が明けた。
2016年09月19日009

06:10 はこだて未来大学到着。(予定 06:45)
24時間と10分でGOAL!
後半貯金が増えず、苦しい想いをした。
やっぱり、仮眠が摂れない400kmは辛いと改めて感じつつも、
台湾料理と船盛定食を食べてのゴールに満足!満足!
函館400のリベンジ成功!と云って良いだろう。
綺麗な景色と美味しいグルメ、チャレンジしがいのあるヒルクライムと函館400は素晴らしいコースだ。

K桐さん、p-ターさん、AJ北海道のスタッフの皆さん、ありがとうございました。
道中、PC等でお話した参加の皆様、たくさん牽いて下さった記号士さん、ありがとうございました。

これで目出度く、400のメダルをゲット!と、
4年連続のSR(Super Randonneur)を確定できた。\(^o^)/

2016年09月20日001

ゴール後、炭火で焼肉をご馳走になり、しばし雑談をしてから引き揚げた。
ごちそうさまでした。美味しかったです。m(_ _)m
自転車をバラして車に積みこみ、
07:00前、はこだて未来大学を出発。
07:00過ぎ 北美原温泉到着。
■写真は一昨年の使い回し(汗)
2014年10月13日004
コチラの朝の営業は05:00~08:00なので、せわしなく入浴した。
もう30分早くゴール出来ればゆっくり入れるのに、ここら辺りが貧脚の辛いところだ。
備忘録として、こちらの料金は440円とお安いが、ボディーシャンプーやシャンプーが無いので、持参しなければならない。(一度浴室に入ってから、無いので脱衣室に取りに戻った
08:00 閉店時刻ぎりぎり、北美原温泉を出た。

以上で今年のBRM918函館400のレポは終わりです。
芸術の秋にふさわしい?写真の数々。
食欲の秋のグルメと素晴らしい景色。
ご覧の皆様も、楽しんで頂けましたでしょうか???


しかし、
ここで終わらないのが、今回の函館400リベンジの旅だ。


まずは昨夜、40分の待ち時間で食べられなかった
ラッキーピエロにリベンジだ。(笑)

北美原温泉を出て、江差へ向かう。
途中の中山峠の駐車スペースで仮眠を1時間程摂って、
09:55 ラッキーピエロ 江差入口店到着
2016年09月19日010
お店は閑散としており、入口に一人待っている方がいた。
10:00開店という事だった。
しばし待って、2番目に入店。
オーダーしたのは、もちろんチャイニーズチキンバーガー。
2016年09月19日014
リベンジの旅ですから(笑)
他に相方はコーラにラキポテ(ラッキーピエロのフライドポテト)。
2016年09月19日015
私は函館焼きカレーと烏龍茶!
2016年09月19日012
オイヒー!\(^o^)/!

昨夜の40分待ちで、二度と来るもんか!と思っていたが、悔しいけど旨い。
改めて、料理は美味しいのが正義だわ!と思った。

まずは昨夜のリベンジ完了(笑)
11:00前、 ラッキーピエロ 江差入口店出発。


昨日というか今朝方というか、白神岬へ行ったことで北海道の四隅の内、北、東、南の3か所を制覇した。
そうなると、もう一つ、最後の『西』を制覇したくなるというのが人情というものだ。
私は今回、この旅の出発前に北海道の最西端を調べてあったのだ。(←用意周到(笑))

ネットによると、北海道に最西端は尾花崎というところらしいが、現在は太田トンネルの外側で、道が無いので海岸沿いの岩場を歩いていかなければならないらしい。
北海道の四隅
そこで多くの人が太田トンネルをその代わりにするらしいが、
私の場合、どうせなら『岬』という名前がついてほしいので、5.5kmくらい北上した「水垂岬」を北海道最西端の岬とすることにした。(どうせ、太田トンネルは通るしね)
水垂岬

江差のラッキーピエロを出て、途中で再び30分くらい仮眠をして、太田トンネルを通過し、
12:47 水垂岬到着。
ここでも、自転車を持ち上げて記念写真。
2016年09月19日017
これで北海道の四隅を制覇とする!\(^o^)/!

・・・・

『ホイールが無いじゃないか』なんて、細かい事は言うな!
写真の為に、ホイールまで組み立てるのは面倒だったのよ(涙)


それから、せたなの石の家「縁導」に寄ったが、残念ながら縁導さんはお留守だった。
突然のアポなし訪問だったので仕方が無い。
「また今度」ということで先を急いだ。


せたな、蘭越、倶知安と先を急ぐ。
そう、函館400と同時開催されていた瀬棚600のコースを辿って札幌に戻るのだ。
やさしい子猫ちゃんの私は、瀬棚600に参加しているブルベライダーを応援しようと考えていたのだ。

16:00前、倶知安を過ぎて樺立トンネルへの登りに入る手前で、ブルべライダー発見!
アレっ!totty君じゃね?
あのシングルギアで走る健脚のtotty君が一番最後なのか??
少し先に行って、車を停めて、外でtotty君が来るのを待つ。
「頑張れ~!」
totty君は少しビックリしたように、
「パンクして最下位です~との言葉を残し、ダンシングしながら去っていく。
そうだったのか。と思いながら、totty君の脚なら大丈夫だろう。と思い、
再び車に乗って、totty君を追い抜き、先を急ぐ。

丁度、頂上の樺立トンネルの中で、タクランケさんと泥人形さん、そしてあと二人のブルベライダーを追い抜いた。
今回も少し先で待とうと、坂を下って行ったのだが、中々車を停める場所が無い。
赤井川の道の駅で待とうと思ったが、どうせならその先まで行ってみようと走って行くと、
PCではない赤井川のセイコーマートで、二人のブルベライダーが見えた。
まだ他にもいるかもしれないと思い、冷水峠を越えてゴルフ場のところから、余市のPCまでショートカットした。

余市のPCのセブンイレブンには誰もいないので、ソフトクリームを食べながら待つ。
なかなか人が来ない。
ここのクローズは18:08だ。
クローズまで1時間位になった時、うまかつさんがやって来て、そのままスルー。
交差点を過ぎたことろで停まって、Qシートを確認しているようだ。
慌てて車から降りて、両手を振って合図する。
気が付いたようで、Uターンして戻って来た。
どうやら赤井川のセイコマにいたのは、うまかつさんと応援に駆け付けたkiyatchiさんだったようだ。
うまかつさんによると、すぐ後ろにkaba3さん達が来てると云うことだ。
トンネルで会って分からなかったのは、どうやらkaba3さんとo村さんの旭川組のようだ。
しばらくして、タクランケさん、泥人形さん、kaba3さん、o村さんと続々とやって来た。
みんな元気そうだ。
■写真提供:kaba3さん
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kaba3さんと一緒のはずのよっしーさんは途中でDNFになったということだ。
瀬棚600のコースは獲得標高が5,097mとキツイ上に、序盤で雨に当たったという事なので、大変だったろう。
余市から小樽までのフルーツ街道は、結構アップダウンがあるので、頑張ってね!と応援し、PCから送り出す。
クローズまで30分を切ったくらいで、totty君もPCに着いた。
彼は今年、前田200でフルーツ街道を走った事があるので、余裕があるようだ。
シングルギアでクローズ時刻ギリギリで走るのは並大抵ではない。
大したものだ。感心!感心!

totty君がPCを出発したのを見届けて、私等もフルーツ街道を通って札幌に向かう。
途中、皆の雄姿を見ながら札幌に帰って来た。
因みに皆さんキチッと時間内完走をされたようだ。
600km、お疲れ様でした。m(_ _)m


以上が、函館400リベンジの旅の顛末である。
最後に、コンプリート写真をご披露しよう!
まずは、今年の200、300、400、600、そして中央にSRメダル。
2016年09月20日003
続きまして、上2段が前回のPBP以前のメダルで、下2段が今回のメダルでございます。
2016年09月20日005
自慢しているみたいだって?
自慢しているのですよ。(爆)

こういった時でもなけりゃ、仕舞い込んで日の目を見ないのですから。


最後に北海道の四隅の岬の写真。
東西南北
北=宗谷岬               東=納沙布岬
南=白神岬               西=尾花崎の代わりに水垂岬

北海道の四隅を行った人でも、バイクを持ち上げて写真を撮った奴はそういないだろう。
だって、恥ずかしいんだもの(爆)
以上、コンプリート写真でした。


北海道のブルべも残り3戦。
この3戦、個人的にチャレンジ・シリーズと位置付けて挑戦したいと思っている。
まずは第1弾は復活した本桐400だ。
2013年は大変な目にあったブルべだ。
チャレンジしちゃいますよ~!(^_^)v


(おわり)