20:25 218.6km地点 「ぽんて」さん出発。(やっと行程の半分過ぎたところだ
2015年10月11日063
この写真よく見ると、
相方が強烈な風を避けようと横を向きながら、ハンドルとサドルを押えて自転車が飛ばされないようにしているのだ。
2015年10月11日063a
後で調べたら、この時の江差地方の風速は、
平均風速     南西の風 15.3m/s
最大瞬間風速  南西の風 22.0m/s


風1
ここでお勉強。
平均風速とは、地上約10メートルの高さにおける10分間の平均を表す。
瞬間風速とは、0.25秒ごとに更新される3秒(12サンプル)平均を表す。
平均風速の最大値を最大風速、瞬間風速の最大値を最大瞬間風速という。
熱帯低気圧の中で、中心付近の最大風速が17.2 m/s以上のものを台風という。

因みに22.0m/sとは時速に直すと、79.2km/hですから。
スピード違反です!


はっきり云って、立っているのがやっとですから(涙)。
自転車に乗るなんてとんでもない(大涙)



しかし、我々は乗った。いや、押した!

「ぽんて」さんを出て、強烈な風の中、自動車がいない時を見計らって、ロードバイクに乗ってみるが、風に煽られてうまく乗れない。
止まっては乗り、乗っては風に煽られて止まりと800mほど行くと、追い越し車線がある登り坂に来た。
相方はとても乗れそうにないので、バイクを降りて押してその坂を登った。

その時点で、相方は「もう無理=DNF」という事で、今後どうするか考えた。
しかし、この暴風の中ではどうしようもないので、とりあえず、江差の街に行って考えようと、再び自動車のいない時を見計らって、下り坂をバイクに乗って降りた。
前方に工事中の灯りが見えたと思ったら、突風で煽られ、セイコーマートの駐車場に逃げた。
工事と思ったのは、道路に波が被って濡れている所で、注意を促すための灯りが反射していたためだった。
雨のような波しぶきを被りながら、歩道を押して行くとバス停小屋があった。
中にはランドヌールが一人いたようだ。
20:46 220.8km地点 バス停小屋から20m位過ぎたところで、とても3.8km先の江差の中心街まで行けそうにないので、先程のバス停小屋に引き返した。

先程のバス停小屋にいた方が、心配して様子を見に外に出て来てくれていた。
バス停小屋の中には既に自転車2台あったが、我々を中に招き入れてくれた。
koyaさんだった。
2015年10月11日066
バス停小屋の中は思いの他暖かく、外の暴風は相変わらずだ。
「ぽんて」さんを出てからのペースでは、とてもPC4のクローズには間に合いそうにないので、
ここで、二人共DNFする事にした。
大変悔しいが、この天候であれば仕方がないだろう。

中にあったもう一台のバイクはM崎さんのもので、近くの繁次郎温泉に行っているとの事だ。
DNFするのは決めたが、今後の事を決めなくてはいけない。
ホテルや旅館で泊まるのが普通だろうが、何となく風が治まれば自走で帰りたいし、かといって、天候は回復する気配もない。
21:00 まずはAJ北海道のスタッフK桐さんにDNFの連絡をした。すると、
「暴風警報が出ているので、キャンセルにしようと思っています。無事に戻って来て下さい。」
との事であった。

そうこうしているうちに、M崎さんが温泉から戻って来たのでご挨拶。
M崎さんがスマホを駆使していろいろ調べてくれた。
江差地方は風速16m/sで、翌日の午前中まで風は治まらないらしい。
当初、翌日江差からJRで函館に戻ろうと思っていたが、JR江差線は昨年廃線になっていた。
昔、仕事で道南方面によく来ていたので、古い知識が却って邪魔をしているようだ。

他の参加者の動向も気になるが、M崎さんや先程退避した近くのセイコーマートのお兄さんの情報によると、
Y田さんら重鎮組もymdさんらもDNFして、ホテルを確保出来たらしい。
中には函館からタクシーを呼んで帰られた方もいたらしい。
皆さん自主的な判断で、それぞれこの暴風から逃れたようだ。
M崎さんが、もしかしたら空いているかもしれないとホテルの電話番号を教えて頂いたが、我々はこのバス停小屋で待機することにした。

次に函館へ戻る方法を考えた。
1)翌日、江差からはバスで木古内まで行って、その後、JRで函館に戻る。○
2)翌日、レンタカーで函館に戻る。→江差にはレンタカー屋さんはないらしい。×
3)風が弱まれば、自転車で当初のコースを辿って戻る。あと180km(約9時間)△
4)風が弱まれば、自転車でバス路線で帰る。江差~上ノ国~木古内~函館。93km(約4時間30分)△
5)風が弱まれば、自転車で来た道を戻る。(江差~中山峠~七飯~未来大学) 約67km(約3時間30分)◎
どれにするにしても、明るくなるまではここで待機するしかないようだ。

そう覚悟を決めた頃、外に2人のランドヌールの姿が。
kaba3さんと泥人形さんのファット軍団だ。
もう一人のタクランケさんはDNFしたそうだ。
ここには入れそうにないので、この先の道の駅に行って泊まるそうだ。
道の駅と云っても、公衆トイレしかないようなので、「便所組」だ。
こちら「ペンション バス停」(←命名 M崎氏)には、
koyaさんが函館に一緒に来ている奥様がその後、迎えに来てくれて、先に帰られたので、M崎さんと、私と相方の3名が残った。

最初、暖かいと思っていた「ペンション バス停」も深夜になると冷えてきて、寒い!寒い!
この時の温度が13度前後だったのだが、寒かった。
特に濡れたソックスのせいで、足が寒いというより痛い。
ソックスを濡らしたのと、替えのソックスを持ってこなかったのは失敗だった。
私は一番奥の壁に寄りかかって寝ようとしていたのであるが、風でプレハブの壁がたわんでくるのが分かった。
私の人生で、風が恐ろしいと思ったのは、これが初めての経験かもしれない。
風は一晩中強く吹いて、最大瞬間風速はずっと15m/s越えていたようだ。
何度かウトウトしながら、朝を迎えた。

05:00頃、M崎さんが「便所組」の様子を見に行ったら、kaba3さんが中山峠周り(5案)で自走で帰るようだ。
まだ風は強そうだが、227号線に入るラッピの交差点まで行けば何とかなりそうなので、我々も出る準備をした。
05:30頃、DNFしたタクランケさんが泥人形さん回収の為に来られて、こちらの様子を見に来てくれた。
中山峠が雨だという情報を頂いて、いろいろ帰る方法を考えてくれた。
走ることさえ出来れば、自走で中山峠周りが一番早いということで、
05:38  kaba3さん、M崎さん、私と相方の4名でバス停小屋を出発することにした。

さようなら、「ペンション バス停」。今度来る時はちゃんと予約を入れる事にするよ。(笑)

風は強いが、自転車に乗れないことはない。(ということは、昨夜はどんだけ風が強かったのか2015年10月12日001
この時の気温、風速は、
気温 13.9℃
平均風速     西南西の風 11.1m/s
最大瞬間風速  西南西の風 15.7m/s
この程度なら自転車には乗れるということだ。
平均風速でいえば、11m/sと15m/s、最大瞬間風速なら、15m/sと20m/sは雲泥の差だ。

海は波が高い。
2015年10月12日002
227号線に入ると、追い風のおかげで軽快に進む。■写真提供kaba3さん
DSCN7182
06:06 厚沢部のセイコーマートでトイレ休憩の後、
07:30 中山峠通過。
雨雲の後を追いかけて走っているようで、雨は降っていないが路面は濡れていた。
中山峠は紅葉が綺麗だった。(昨日は天気が悪くてよく分からなかった。)
2015年10月12日006
08:05 きじひき高原は登らず、そのまま直進(←当たり前)
快晴の天気の中、PC3を目指す。
2015年10月12日007
今回の函館400、前後は素晴らしい天気に恵まれたようだ。
08:28 PC3前通過。 
坂を登って、
08:47 バイバスを潜って、本来のコースに戻る。
09:19 はこだて未来大学 GOAL
走行距離290km、城岱、きじひき、中山峠の往復の獲得標高3,240mを27時間19分なら十分でしょ。
DSCN7194■写真提供kaba3さん
ゴールには、スタッフのK桐さんとp-ターさん、それとゴールしたばかりなのかN&Nさんがいらした。
K桐さんは、普通じゃない所で夜を明かした便所組と「ペンション バス停」組を心配されていたようだ。
ご心配をお掛けしました。
朝早くから深夜まで、写真撮影や安否確認など本当にありがとうございました。
20151012-PRS_2209_BRM1011Hokkaido400kmHakodate■写真提供;p-ターさん
20151012-PRS_2210_BRM1011Hokkaido400kmHakodate■写真提供;p-ターさん


一緒に戻ってきたM崎さん、kaba3さん、ありがとうございます。
M崎さんは、「ペンション バス停」でほとんど寝ていないはずなのに、本当に速くて、ついて行くのがやっとでした。
kaba3さんもあの重いバイクで、城岱、きじひき、中山峠の坂とあの暴風を乗り越えるとは、さすが太っちょの伝道師ですな。
本当にお疲れ様でした。
また、今回函館400に参加された皆様、お疲れ様でした。
これでまた、経験値が上がり、変態度が増したと思います。
間違いなく風が吹いたら、「あの函館400の風に比べたら・・・」と、云いそうですよね(笑)

駐車場に戻り、自転車を片付けた。
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変態度が増したことで満足顔のkaba3さん(笑)
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で、ここで私が真っ直ぐ帰る訳もなく、
私は中山峠を登っている時、ゴールしたらStakahashi君が前に行って、Facebookでupしていた「まつ笠」さんへ行こうと決めていた。

だって、目標が無いと走られないじゃない(爆)
それを話したら、kaba3さんも一緒に行くというので、「まつ笠」さんへ。
10:35 「まつ笠」さん 到着。
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お店は11:00開店なので、暖簾が出ていなかった。
車の中で待っていると、目の前の5号線をランドヌールが通り過ぎて行った。
k父さん、Y田さん、yyyさん、ishi君だ。
もう少しだ。頑張って!

10:50 人が並び始めたので、私等も並ぶ。
店の看板には、麵とチャーシューと餃子のこだわりが。
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11:00 いよいよ開店。いつの間にか後ろにはスゴイ人が。
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私のオーダーしたのは、こってり味噌チャーシュー。
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相方はあっさりねぎ味噌。
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kaba3さんは、あっさり醤油チャーシュー。
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お互いスープを飲み比べたが、どれも美味しい!

完走出来なくて傷ついた私の心を、こってりしたスープが癒してくれる~。
さすがにこだわるだけあって、チャーシューはトロットロ。
メンマも卵もバランスが良いね。
間違いなくカロリー高そうだけど、
DNFした後でも、美味しい!\(^o^)/!

写真を撮り忘れたけれども、餃子もジューシーで美味しかった。

Stakahasi情報、侮りがたし! ありがとう。(^_^)v
DSCN7203
食事が終わって外に出てきた時でも、人が並んでました。■写真提供kaba3さん
人気店ですね。わかります。

温泉に行くkaba3さんと別れ、「まつ笠」さんを出た後、
バイパスを通ってPC6のセブンイレブンの駐車場で少し寝た後、レットブルを飲んで、
12:30 函館を出発、札幌に帰った。

ということで、今年の函館400は途中でキャンセルということになったが、
晴れ、くもり、雨、風、暴風、「ペンション バス停」での一夜、グルメ3食と
まさに総決算の名に恥じないブルベだった。(笑)

さて、いよいよ今週末は、今年の最後のブルベ 日高200だ!
まずは自転車を洗車しないと(涙)

・・・・・
でも、また雨の予報が・・・。降水確率60%って何?


(おわり)