北のにしん屋さんでお腹を一杯にした私は、予定よりも1時間半以上早く、12:22 出発した。

羽幌と云えば、天売、焼尻島へのフェリーの発着場のある所で、小さい頃家族で来た事がある。 
コース上にあるオロロン鳥のモニュメントに見送られながら羽幌の街を後にした。
2015年08月22日030
とは云え、初山別を過ぎるまでアップダウンの連続だ。
2015年08月22日034
相方は、10%を越えるような坂とか、先日の十勝岳の様な峠はスイスイ行くのだけれども、
こういう丘の連続するようなアップダウンは、軽量な為か風に煽られて苦手としている。
2015年08月22日036
その点私は、お腹回りの脂肪を生かし、溜め込んでいた位置エネルギーを運動エネルギーに変換して、向かい風を切り裂いて走る。(当社比)

初山別を過ぎて、遠くに利尻富士が見えるようになって来た。
2015年08月22日038
気温も上昇し、手足に水を掛けて、熱中症に気をつけながら走る。

15:23 165.8km地点 PC2 セイコーマートあかつか天塩店到着(予定17:00)
向かい風のせいで思ったより時間の余裕が増えていない。
まるで、ずっと上り坂を走っているようだった。

PCで会ったmatsuさんやk父さんに愚痴をこぼしながら、プリンを食す。
matsuさんに、「甘エビ丼食べたのですか?」と聞かれたので、
「もちろんです。美味しかったですよ。」

そして、私は名言を吐く。
「レシート集めしている訳ではないですから!(爆)」
15:39 PCを出発。

まもなく、右手に風車、左手に利尻富士を見ながらペダルを回す。
オトンルイ風力発電所だ。
こちらの風車は、悔しいくらいにガンガン回っていた。(涙)
2015年08月22日042
が、ちっとも近づいて来ない。(涙)

ペダルを回しても回しても中々風車の所へ着けない。
16:07 やっと着いたと思ったところに、AJ北海道の長勢代表と武藤さんから声援を頂けた。
75D_7290
ありがとうございます。m(_ _)m
この時、正直私、飽きてました。(汗)


長勢さんと武藤さんの目の前を元気良く過ぎて、再び遅々と進まない景色と向かい風の中をペダルを回す。
2015年08月22日044
北国の短い夏も最後を迎え、対向車線には、荷物を一杯積んだサイクリストと何人もすれ違った。
最初はにこやかに挨拶していたが、余りの向かい風に、
「ズルイぞ~!そっちは追い風で!」
と、訳の分からない声援を送りながら走った。(爆)

なにしろ、ここは全てのスケールが大きい。
2015年08月22日046
大自然の中で、自分はなんてちっぽけな存在なんだ!
と、少しは謙虚になったり、
自分の悩みなんて、小さなことなんだ!もっと大きな気持ちで生きていこう!
と、なりそうなものだが、
全然、思わなかった。(爆)



オイオイ、いつまで続くのか?
その一点だった。

途中、シェルターがあると目印になり頑張れた。
2015年08月22日047
たぶん冬、地吹雪が吹いて動けなくなった時に、ココに避難するのかな?なんて思いながら走った。
2015年08月22日049

18:10 稚内とノシャップ岬の分岐の所を過ぎた。
ノシャップ岬まで、あと9kmくらい。
いよいよ、お日様と競争になるが、18:16 日の入りが近くなる。
2015年08月22日053

途中、夕日を撮影していたmatsuさんと一緒に、
18:33 225.3km地点から少し外れ、ノシャップ岬到着(予定20:15)

暗くなる前にノシャップ岬に着いた!\(^o^)/

オーケー!オーケー!羽幌の北のにしん屋さんから132kmを6時間11分。平均時速21.34km/h。
日の入りには間に合わなかったが、十分明るい。
上出来!上出来! 食べ物が目的でないのに良く頑張りました。自分!

まずは、来年の年賀状用の写真撮影。
2015年08月22日056a
matsuさんに撮って頂きました。
ありがとうございました。
個人的には、看板のところでずっといた方にズレて欲しかったですけれども、動いてくれなかった。
ココだけの話、
気が利かないヤツ!(爆)
(年賀状には縦位置でトリミングするから良いですけれども)

相方用も撮ります。
2015年08月22日058
更に、matsuさんが気を利かしてくれて、夫婦揃って恥ずかしながら、パシャ!
2015年08月22日059
ありがとうございます。m(_ _)m

更にイルカのモニュメントで写真を撮り、(赤白のパイロン邪魔(笑))
2015年08月22日060
ノシャップ岬を後にした。

そこから、1km程のPC3に到着。
18:51 235km地点 セイコーマートえびす店到着。
2015年08月22日063
こちらの店長、自転車に理解のある方のようで、
「先頭の人(たぶんstakahashi君の事)は、3時間くらい前に頭から水被って、すぐ出発したよ。」
「先頭から20番以内だと思うよ。」と、情報を教えて頂いた。
「ほほう、stakahashi君と3時間の差なら、グルメ部門としては良いんじゃないの
これから、一気に差がつくのだけれども。

店の横には椅子と一段上がった基礎にスポンジマットをひいてあり、休める様になっていた。
店長さん、ありがとうございました。助かりました。
2015年08月22日062
私等はここで、カップヌードルとおにぎりで夕食として、更にレットブルで眠気対策をすることにした。
陽が落ちて急激に気温が下がってきたので、夜間装備にすると共に、上はウィンドブレーカー、下は合羽、手には軍手をプラスした。
19:30 PC3出発(予定21:00)

ここからは日も暮れて夜間走行なので、
matsuさんと私と相方の3人で走り出す。
稚内を過ぎたら、寂しくなるからね。

稚内の街を信号に引っ掛かりながら進んでいると、後ろからshujiさんが来襲してきた。
予定通りロシア料理を堪能されたようで、25km/hちょっととshujiさんにしては遅いスピードで前に行ったので、10車身くらい離れてついて行った。(後ろについたら、スピードアップする気配があったから

20:42 259km地点 日本最北のコンビニ セイコーマートとみいそ店到着(予定22:15)
眠気防止のレットブルを飲んで、補給用に大福とアンパン、仮眠前に睡眠をしやすいように飲む牛乳を購入。
ここから更に、関西から来られているヨネちゃんはん(←一応、京都風にしてみた)が合流し、
shujiさん、matsuさん、相方、ヨネちゃんはん、それに私の順で宗谷岬を目指し、20:52 コンビニを出発した。

ヨネちゃんはんは、今年の3月からロードバイクを始めて、この宗谷岬600を完走すれば目出度くSR確定という快進撃中のビアンキ乗りだ。
よくもまぁ、ロード始めて半年で、宗谷岬くんだりまで来るもんだ。(笑)
ご家族の苦労が偲ばれる。(爆)

左側に波音を聞きながら、向かい風に吹かれながら走るが中々宗谷岬には着かない。
そう思ってしばらく経つと、それは突然現われた。
shujiさんが左に合図をしたと思ったら、宗谷岬だった。
2015年08月22日064
21:20 289.2km地点 宗谷岬到着(予定22:45)

着いたどー!(^_^)v

まずは年賀状用の写真をまたもやmatsuさんに撮って頂きます。
2015年08月22日065
本当はロードバイクを両手で高々と掲げたポーズで撮ってもらおうと思っていたけれども、
そのような体力が残っていませんでした。(涙)

相方はロードバイクすら持って来ないで、パシャ!
2015年08月22日067
再び夫婦揃って、恥ずかしながら、パシャ!
2015年08月22日071
これで、来年の年賀状用の写真は確保できた。\(^o^)/
各々日本最北端の地で写真を撮って、21:26 宗谷岬出発。

さて、帰りましょう!
まだ、半分来ていないけれども。(汗)
でも、大丈夫!今まで向かい風に苦しめられた分、追い風で楽をさせて頂きましょう!


真っ暗で何も見えないが、左手からオホーツク海の波の音、そして左前方から向かい風。
む、む、向かい風!

なんでやねん!orz

終いには、波しぶきとは違う小雨交じりの向かい風だ。(涙)
2015年08月22日072
何度か海の方が一瞬明るくなったのは、雷が落ちていたのではないか。
更にK父さんから教えてもらった、萌間山の坂が私の心を痛めつける。
shujiさん情報の猿払のコンビニ休憩だけを楽しみにペダルを回す。

22:53 298km地点 セイコーマートさるふつ店到着。(予定00:30)
2015年08月22日073
ここで、レットブルにカレーパンとバナナを補給。
shujiさんが途中で仮眠を摂るために、先に出発した。
23:17 残された4名で出発。
次の目標は31km先の浜頓別と決め、4人で走る。
この猿払から浜頓別の間の30kmがこのコースで一番辛かったような気がする。
朝からの疲れと、浜頓別に着いても仮眠場所のPC4まで36kmもあると思うと、途方も無く長い距離に思えた。

00:46 329km地点 浜頓別到着(予定02:00)
自動販売機で赤コーラを買い、明るい駐車場で座って横になって休憩した。
既に座っている事さえ辛く感じていた。
01:08 浜頓別を出発。

浜頓別からは、ずっとmatsuさんに牽いてもらいながら、
01:47 寿トンネル通過。
2015年08月23日001
浜頓別からPC4までの間に峠があったと思っていたが、勘違いで割りと急な坂が無くて助かった。

02:37 365km地点 PC4 そうや自然学校到着(予定03:30)

PCのチェックを受けて、食べ物が用意されている場所で、カップの天そばと烏龍茶、買っておいた牛乳を飲みながら、お互いの健闘を称え合う。
2015年08月23日002
matsuさん、ヨネちゃんはん、
お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
IMG_1049
IMG_1048

また、夜遅くまで、AJ北海道の皆様、ありがとうございます。
ここまで走れるのは、皆様のサポートのお陰です。

ダラダラとしゃべっていると、shujiさんが到着。途中で30分位仮眠を摂って来たそうだ。
それで、もう着くとは、速い方だ。
更に、ymdさんも到着した。
今日は一度も会っていないので、てっきりスピード部門で先にカッ飛んでいると思っていたら、
序盤でタイヤカットしてしまい、タイヤ交換をして最後尾から単独で追い上げて来たそうだ。
それも、北のにしん屋さんにはちゃんと寄って食べて来たというのだから、これまた速い。
今日の向かい風と単調な景色の中を、単独で走るのは非常に辛かったと思う。

しばし、お話をして、予定通り08:00に出発したいので、
相方と07:15にここで待ち合わせ、仮眠場所に移動した。
用意していた耳栓にアイマスクをして、用意されたマットの上で眠りについた。
75D_7504
■写真提供:AJ北海道 たぶん朝方の写真で、私が寝ようとした時は真っ暗だった。

とは云え、まだ365km地点。残り238kmも残っている。
しかし、この時の私は、6割方走ったので、残りは楽しんで帰りましょう!と甘い考えをしていたのだ。


(つづく)