前回の続き。

BRM705北海道200km北見
これは今年の新コースだ。
BRM705北海道200km北見
最大標高差が176mで、獲得標高が772mと、同じ200kmブルベの十勝200が最大標高差が198m、獲得標高が773mとほぼ同じの平坦コースだ。
私にとってこのコースの一番の魅力は、網走方面を一度も自転車で走ったことがないということだ。
自転車雑誌でよくサイクリングコースとして紹介されている、網走方面を一度走ってみたいものだ。
私の場合、自転車で走る=美味しい物を食べるということなので、
拙blogの諜報員?の優游さんによると、このコースだと斜里あたりが昼食ポイントとなるらしい。
調べたところ、「しれとこ里味」さんのつぶのかき揚げ丼が良い感じ。
里味
または、「麺通館(メンズクラブ)」さんのみそ野菜ラーメンも良いかもしれない。
麺通館
なんと美味しそうなラーメンではないか!
美味しい物を食べ、オホーツク海を見ながら走るのは気持ち良さそうである。

この北見200の最大の問題は、
同日、北海道の反対側の瀬棚町で、こちらも拙blogの諜報員?の縁導さんたちが主催して、
『せたなライド』が行われることだ。
せたな

だって、こんなに綺麗な景色の中を走れるのだから。
せたな3せたな2

私、ウソをついてしまいました。m(_ _)m

確かに景色は綺麗なのであるが、
Facebookの『Setana  Life 〜せたな暮らし〜』から発信される美味しそうな料理の数々。
せたな1せたな4せたな5
(註)せたな関連の写真は、Facebookの「Setana  Life ~せたな暮らし~」からお借りしました。

完全に私の心を、いや、胃袋を捉えて離さないのだ(爆)

それと「せたな」と云えば、
甲田菓子店さんのいわシューでしょう! 写真提供:siro-pugさん
IMAG0208

今年が第1回目ということもあり、初物に弱い私としては、前向きに検討したいと考えている。
札幌からだと高速道路で八雲まで行って、今金町を通って行けば、260km、4時間弱だ。
私の場合、中山峠を通って、豊浦、長万部、八雲、今金と一般道を通ると思うが、
その場合206km、5時間弱位であろうか。


■訂正 せたなの縁導さんからご指摘を受けたので訂正します。
札幌からだと長万部~ピリカダム~今金~せたなで車で3時間半から4時間で行けるそうだ。
(この逆のコースを3年前の長万部400で走ったの忘れていた

皆さんもこぞって参加しては如何だろうか?


BRM725北海道300km新パノラマ
このコースは昨年と同じだ。
BRM725北海道300km新パノラマ
例の『生半可な覚悟ではタチウチできない山岳コース』という挑発的なセリフのコースだ。
確かに獲得標高が4,000mを越え、走行距離が倍の恵庭600よりも多いのだから
したがって、このコースを完走した者には、『パノラマー』の称号を与えられるのだ。
今年は昨年より1ヶ月早く、北海道の一番暑い時期に行われるのが違いだろうか。
今までのブルベで同じコースを走った場合、一度経験をしているせいか、2回目は随分余裕が出来るものだ。
十勝200、留萌300、雄武400、大夕張200、そして、大雪600までもが2回目の方が楽しめた。
で、この新パノラマ300である。

もう、新見峠には騙されない(新見温泉で終わりだと思っていた
もう、トーマル峠では心を折らない(なかなか追い越し車線が出てこなくて焦れた)
もう、GPSには騙されない(PC3の蘭越のセイコマを間違えて入力し、それを直した時に、コース後半が消滅した)

今回は余裕があるはずなので、にこやかに白い歯を見せて、
見栄サイクリストのヒルクライムを見せてあげよう!(←誰に? 意味不明)

昨年、友達のしぃさんやさすらいのダイエッター!さんに教えてもらった、
「広華」さんのあんかけ焼きそばを食べて、
20140815093455720
ニセコ花園ヒルクライムのコースにチャレンジしたが、
今回は、「かねまたみたばそば」の天ぷらラーメンにしよう!
かねまたみたばそば
岩内では、昨年ymdさんが行った、
「ささや食堂」のえび天ラーメン
ささや
にする場合はカブるので、「広華」さんのあんかけ焼きそばの再登板という選択もあるかも知れない。

どちらにしても、普通の人が気にするであろう、
昨年のタイムより短縮しようという気が、
これっぽっちもない所が私らしい(爆)


BRM822北海道600km宗谷岬
これは新コースだ!
BRM822北海道600km宗谷岬
昨年の年末ジャンボ宝くじで、PBPへの夢が断たれた私にとって、
この宗谷600が今年最大目玉になるだろう。

獲得標高が2,438mと少ない上に、私にとっての未だ未踏の地、ノシャップ岬と宗谷岬へ行くのだ。
私のこのコースの最大の目標は、
来年の年賀状用の写真を撮ることだ!
(昨年、北海道1200が途中で中止になり、納沙布岬で年賀状用の写真を撮れなかったリベンジだ!)

羽幌で甘海老丼を食べて(調べてないからよくわからないが名物なので、きっとあるだろう)、
復路の音威子府の「常盤軒」さんの真っ黒いそばを食べてきたい。
常盤軒

もちろんサロベツ原野の雄大な景色と、利尻富士と風車を見ながら走りたいものである。
(こう書くと、如何にもついでの様に思えるが、そうではないことを明記しておく(笑))


BRM913北海道200km大夕張
このコースは今年で3年目の札幌発着のブルベ入門コースだ(2回完走していると多少上から目線になった
BRM913北海道200km大夕張
前半の元気の良いうちに夕張の山岳方面を走り、後半は向かい風があるとは言え平地のコースだ。
私の様な経験者になるとこのコース、タイムアウトを気にすることなく、
綺麗な景色を眺めながら、グルメと他の参加者との会話を楽しみながら完走出来る手頃なコースだ。

私、調子こいてしまいました。m(_ _)m

こういう油断があると、しっぺ返しがあるのがブルベです!
去年の函館400で十分経験しましたから!

冗談はこのくらいにして、これからブルベを始めようとする人には丁度良いと思うのは事実だ。
今年、雪が解けてロードレーサーを買う人でも、大夕張が開催される9月頃には、ある程度のロングライドが出来るようになって、ブルベに参加し完走出来るのではないかと思う。


ちょっと横道にそれるが私の場合、
2011年6月にロードレーサーを購入、エルフィンロードにて初恵庭
7月に初支笏湖
8月に初めて岩見沢方面平地150km走破
9月に美瑛センチュリーライドに参加。2日で160km走破
10月に支笏湖から初ポロピナイ
2012年5月に初ブルベ 十勝200を雨でDNS(did not start:出走中止)
5月19日に留萌300を試走 初めて300kmを走る
6月9日 初参加ブルベ 留萌300を完走、その頃レーパンの上の短パンを止める
以下 省略

こんな感じで、自転車を購入してからブルベ参戦まで約1年かかったワケで、その時期が、ピチピチのレーパン姿に慣れた時期と同じ位だったということだ。
始めの頃は、ピチピチのレーパン姿に、ポッコリお腹のジャージ姿が恥ずかしくて、せめてレーパンの上に短パンを履いていたのであるが、ロードレーサー乗りの仲間が増えるにつれ、そんな格好しているのは初心者の自分だけで、レーパン姿が自然に思えるようになってくるのだ。(←郷に入れば郷に従え)
そして、ブルベのような長距離になれば、もちろん短パンなんかは履かない方が良いわけで、丁度ブルベに参加する頃にレーパンに違和感が無くなり、短パンを履かなくなったのだ。
そういう意味でも自分一人ではなかなか我流から抜け出せないので、最初は経験者に教えてもらった方が早く上達すると思う。
50歳直前で、日頃からスポーツをしない私でこんな感じだったのだから、もっと若い方やスポーツをしている方はもっと早くブルベに参加できると思う。

そんな訳で、
今現在ロードレーサーを持って無いアナタでも、
とてもあんなピチピチの格好は出来ないワと思っているアナタでも、
メタボと周りに冷やかされ、何かスポーツでもしようかなと思っているアナタでも、
偶然このblogを見て、グルメ写真に心を奪われ、50歳のジジイで出来るのならばと思ったアナタでも、
3月に自転車屋さんに行き、清水の舞台から飛び降りるつもりで10万円そこそこのロードレーサーを買ったなら(←完全に自分の事であるが)、9月にはランドヌール(ブルベをやる人)になり、翌年にはSR(シュペール・ランドヌール:1年に200km・300km・400km・600kmを完走した人に与えられる称号)になっている可能性は十分にあると思う。


話を元に戻して、
大夕張の場合、紅葉の始まりの時期で景色が良く、経験者の方でいつもはガンガン走っている人でも、リラックスしてノンビリ走っている人もいるので話し易いし、逆に話しかけてもらえるので、初心者でも安心して参加できるのだ。(去年、いつもスタート地点でしか会わないstakahashi君がノンビリ走っていたので、一緒に走ることが出来た
また、札幌の近くなので、予め試走をすることも出来る。
流石に夕張市街までコースを外れるのは勇気がいるが、コース上、又は、少し外れれば、グルメポイントもあるので楽しめると思う。
ブルベに興味のある方は是非参加してみて欲しい。
女性の方にも攻略し易いコースだと思う。
レースと違い、かつ、ポタリングともちょっと違う、不思議なカテゴリーのスポーツだと気付くはずだ。

私の場合、今年こそは勇気を出して夕張市街まで足を延ばして、
「鹿の谷3丁目食堂」さんのは月見カレーそばを目指そうと思う。
バリー屋台
小倉屋ぱんぢゅう店の「ぱんぢゅう」も忘れてはいけない。
2014年09月21日042
再び店内で頂いて、あの渋い日本茶とのハーモニーを楽しみたいものである。


BRM1011北海道400km函館
AJ北海道さんの最後の今年ブルベは、去年と同じ函館400で、コースも同じだ。
BRM1011北海道400km函館
去年が10月12日だったので、時期的にも同じ。
紅葉の真っ盛りで、大沼あたりは観光客でごった返しているだろう。
去年はミスの連発で、大変苦労をしたので、今年参加することがあれば、そのリベンジをしたい。

このコースの最大の魅力は、城岱牧場の10%勾配の標識連発の登りときじひき高原への登り・・・。

私、ウソをついてしまいました。m(_ _)m

出来ることなら避けて通りたいところであるが、二つの頂上からの景色はすばらしいことは間違いない。
また、上磯の工場の夜景や凪の津軽海峡に映った月もきれいだった。
しかし、何と言っても函館400の魅力と云えば道南地方のグルメだろう。
函館、江差の海産物、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーなど、まだまだ隠れた名店があちこちにありそうだ。
ただし、今年も紅葉真っ盛りの時期であるから、昨年と同様、「ケルン」さんのハンバーグや、大沼付近でのグルメは諦めるしかないのが惜しいところだ。

函館400の場合、前泊になるので、懇親会が楽しみだ。
それまでブルベのコース上でチラホラ見かけた方と、膝突き合わせてお話が出来るのは楽しいものだ。
函館400は一年の締めくくりのブルベとして、参加できたら良いなと思っている。


以上、ざっとAJ北海道さんのブルベを見てみたが、
こうやって考えるだけで、ブルベ気分が味わえて楽しいものだ。
ブルベの楽しさに、こういう準備の楽しさがある。
コースの予習はもちろんのこと、食べる場所、仮眠を摂る場所や休憩ポイントの情報収集と設定、当日の天候や気温を考慮した服装、装備、ライトやサドル、スプロケット、しまいにはロードレーサーや小径車、ファットバイクなど自転車の種類等々、いろんな事を想定してタイムスケジュールを考え、参加するところに楽しさがあると思うのだ。

今年北海道では、他にもランドヌール札幌さんのブルベとAJたまがわさんの出張ブルベがある。
いろいろ検討して、モチベーションを上げて、楽しくシーズンを迎えたいものだ。


スポーツ・エントリーで既にAJ北海道さんのブルベのエントリーが始まっている。
本州と違い、今のところ北海道のブルベにはエントリー峠はないと思うので、まだ慌てなくても大丈夫だと思うが、そろそろシーズン開幕に向けて、準備を始めなければと思っている。


(おわり)