10月12日 13:10。 城岱牧場の通過チェックを過ぎて坂を下る。

13:30 155.5km地点 PC3 セイコーマート七飯本町店 到着 (予定16:00)
予定より2時間半も早い。
鹿部の間欠泉を見なかったのと、森町赤井川でグルメをしなかった為であろう。
しかし、このPCの写真を撮るのを忘れていた位にやられていた。
ハンガーノック寸前なので、ここで不本意ながら食事をすることにした。
どんべえの天ぷらそばにおにぎり2つ、それに赤コーラだ。
随分安くグルメをしたが、仕方があるまい。

PC3で食事中に十勝のM崎さんに追いつかれ、私等が食事をしている間に先に行かれてしまった。
いつもコース上では我々が追いつき、抜くのであるが、抜いても抜いても、いつも前にいる方だ。
K父さんに「あんたら、休み過ぎだ」と言われたものだが、M崎さんを見るともっと休憩時間を減らさなければならないといつも思う。

ここからGPSのデータがない私には、未知の領域だ。
とりあえず、きじひき高原の入り口まで行けば、上磯の内陸に入る所までは何とかなるだろう。
食事が終わり周りを見渡すと、hirohoriさんやyyyさん、kさんらAJ北海道の重鎮と女性のY田さんのグループが先に出発したので、それにコバンザメすることにした。
2014年10月12日037
国道227号線を江差方面に走り、きじひき高原の入り口へ。
2014年10月12日042
ここでhirohoriさんら皆さんがウィンドブレーカーを脱いで登りの準備をし始めた。
私ももちろんウィンドブレーカーを脱いで皆さんと一緒に登ろうかと思っていたら、
相方が早く行きたくて堪らないという顔をしているので、皆さんに挨拶をして先に出発した。

先程の城岱牧場の登りと違い、今度はお腹が減っていないので相方にしばらくついて行けたが、やはり途中で千切られた。
8月の新パノラマ300の時は全ての峠で私が早かったのに、今回はまったくダメである。

思い当たる処は、体重だ!

新パノラマ300の時の私の体重は71kgを少し切る位。
そして今回は、味覚の秋を楽しんだせいか74.3kg程度だ。
つまり私の場合、相方と坂で勝負するには、71kg程度を境について行けるかどうかの分かれ目の様だ。
今年、北海道1200の時に70kgを切るという目標は達成出来なかったのであるが、
来年こそは70kg切りを達成し、相方を千切ってやりたいと思う。(←慎ましい目標

話が横に逸れたが、きじひき高原の登りの話。
自転車仲間のwhite-stoneさんの話から、ニセコのヒルクライムコースの様な感じで、だんだん勾配が急になるのかと思っていたら、最初から急だった。
きじひき高原のヒルクライムの動画に出ていた方のようなケイデンスはとてもじゃないが出来るわけもなく、
再び6km/h台のスピードで登るのが精一杯だ。

14:49 167.2km地点 通過チェック きじひき高原キャンプ場 到着 (予定16:45)
2014年10月12日040
丁度、M崎さんが出発されるところだった。
相変わらず淡々と速い方だ。

本当はこのコース、この上のきじひき高原まで更に登って227号線に戻るはずだったのが、
先日の雨で、きじひき高原から先の道路が通行止めになる為、ここからUターンになったのだ。
昨日の前夜祭でコース設計者のKさんが、余裕があればせっかくなので景色が良いきじひき高原まで是非登って下さいと言われていた。
2014年10月12日039
当然、私等はここでUターンしましたけれども、何か?
2014年10月12日041
十分ここでも景色が良かったですもの(爆)
2014年10月12日038
私等がそろそろ戻ろうかとしている時に、先程まで一緒だったhirohoriさんが到着し、きじひき高原まで登ると行ってしまった。

私の場合、来年の楽しみに取っておくということで、宜しいかと(爆)

下り始めてしばらくすると、後ろから相方と違う別な人が追いついて来た。
さっきまでいなかったという事は、きじひき高原まで登った人だ。
更に下って抜かされた時に顔を見たら、ymdさんではないか!
国道227号線に合流する交差点で話をしたら、

ymdさんは、昨日の話を聞いて、せっかくだから上まで登ってみたらしい。

私等は、昨日の話を聞いて、せっかく上りが短くなったので、上まで登らなかった。

同じ話を聞いて、同じ「せっかく」だけど、人によって随分使い方が変わるものだ(爆)


ymdさんは、江差の蕎麦屋「やまげん」さんに行く為に、素っ飛んで行ってしまった。
私等はそうそうに諦めて、ラッキーピエロ江差入口店に目標を変えていたので、彼の健闘を祈らずにはいられなかった。

15:51 相方と二人で中山峠を通過。(予定18:40)
2014年10月12日043
ここ、中山峠にはちゃんと「頂上」の標識があった。
2014年10月12日045
国土交通省のお役人様へ
やれば出来るじゃないですか(笑)

明るいうちに中山峠を下れるとは思ってもいなかったが、
ここまで来たら、なるべく明るいうちに距離を稼ぎましょう。
日が暮れたら、急激に気温が下がるしね。

この時私の中では、昼食のラッキーピエロ森町赤井川店で、長蛇の列で食べられなかった事と、
2年前の長万部400で、これから向かおうとしているラッキーピエロ江差入口店で、ハンバーガー売り切れで食べられなかった事を思い合わせて、
ラッピ峠
なるものを征服したい欲望にかられていた。

「今度こそ、ラッピ峠を越えてハンバーガーを食べるぞ!」
その一念で夕日に向かってペダルを回す。(←なんと美しい話ではないか!)
2014年10月12日046
16:59 ラッキーピエロ 江差入口店 到着 (予定20:00)
2014年10月12日047
ここはパチンコ屋さんと駐車場が一緒なので、中に入らないと実際の混み具合が分からない。
恐る恐る店内に入って見ると、
空いていた(ラッキー!)
考えてみれば、2年前の長万部400でここに来たのは21:40。
夕食は終わり、開いている食べ物屋さんも少ない時間帯だ。
今日は17:00で、まだ夕食には早い時間だから当たり前かも知れない。

あっさりとラッピ峠を制覇した私は、
チャイニーズチキンバーガーとコーラに過去2回の借りを返すためにオムライスをオーダーした。
(本当はハンバーガーだけでは少ない気がしたのだ。)
席に着き、トイレを済ませて、席に戻ったら、すぐにオムライスが到着した。(17:09)
2014年10月12日048
2年前はラッピのガラナ(コーラみたいな炭酸飲料)が出てくるのでさえ、30分掛かったのに今回は早い!
しかし、ハンバーガーよりオムライスが早いことに嫌な予感がした。
もしかしたら、ハンバーガーは待たされるのではないか?と。

しばらくハンバーガーを待ったが、腹が空いているのと、もしかしたらの思いを捨てきれず、
オムライスを食べ始めたらハンバーガーが到着した。(17:16) ホッ!
2014年10月12日050
よって、こんな写真になってしまった(汗)
ハンバーガーの包みを取らないと分からないよと相方が云うので、
2014年10月12日051
スパイシーな鳥のから揚げ3個?とレタスにマヨネーズが入っていたかも?(いつもガッついて中身を確認していない)

ブルベ中に食べるラッピは美味しいや!

ここのトイレで、上の下着を速乾性の下着から保温性の下着へ着替えて、
ヘルメットにヘッドライト、サングラスのレンズを透明にする夜間装備に変更した。

いよいよこれから夜間走行で残り190kmを残すのみ!

えっ、まだ半分近くも残っているの?


(後編のつづきにつづく)